語呂合わせの妙-美しい中国語


 皆さんご存知のように中国語表記はすべて漢字で構成されています。日本語だと外国企業名、外人名、外来語は英語発音に準じてカタカナ表記になりますが、中国語では英語発音に準じて漢字が使用されます。

 ちょっと余談ですが、まだ中国語を習い始めのころ一生懸命中国語の文章を読んでいて、辞書など調べてもどうしても意味の分からない単語があり、実は人名とか商品名だったのが後でわかった、なんてこともありました。

 全部が漢字なので、そういう単語が途中に入るとどこで意味を切ったらいいのかわからなくなるんです。

 そんな不便もありつつ、でもそれゆえに「単に音を合わせただけでなく、意味まで考え抜かれた」ものに遭遇した時にはちょっとした感動を覚えます。

 今日はそんな中国語ならではのいくつかの例をご紹介したいと思います。


食べ物編


コカ・コーラ




 中国語では「可口可乐」(音:カァコウカァラァ)と言いますが、音を合わせているだけでなく意味も秀逸で「口に合う・おいしい、楽しくさせてくれる」と言うような意味があります。

ヤクルト




 もちろん中国でも販売しています。「养乐多」(音:ヤンラァドゥオ)と言い、「喜びをいっぱい育てる・楽しくしてくれる」みたいな意味になります。

バーモントカレー




 「百梦多咖喱」(音:バイマンドゥオ・ガーリー)と言い、カレーは音を合わせただけのものですが、バーモントの方は「いっぱい夢を見る・見させてくれる」と言う意味になります。


 どれも何だか食べるだけで幸せになるようなネーミングですね。


メーカー編


 先ほどのバーモントカレーのメーカー「ハウス」は、「好侍」(音:ハオシィ)と言い「良い世話人・付き人」と言う意味があります。


 「佳能」(音:ジャアナン)で「能力の高い・性能の良い」という意味になります。即決で買ってしまいそうです。

ナイキ


 中国でも人気のこのブランドは「耐克」(音:ナイカァ)、意味はズバリ「耐え、克服する」まさに目標に向けてストイックに努力するアスリートにぴったりのブランド名です。


PC編


ハッカー


 「黑客」(音:ヘイカァ)うまく合わせたもので、文字通り「ブラックな客人」=招かれざる客と言う意味ですね。

 ちなみにこの業界の2台巨頭は、どちらも音は取らず意味をそのまま訳した名称になっています。

マイクロソフト


 「微软」(音:ウェイルアン)「微小(マイクロ)」「やわらかい(ソフト)」という二つの意味をそのまま繋げただけの名称です。

アップル


 「苹果」(音:ピングオ)まんま「リンゴ」です。(笑)


 中国語ならではの語呂合わせの妙、楽しんでいただけたでしょうか?

 遊び心溢れる中国語、それを操る中国人も知り合ってみると実はユーモアにあふれたいい人たちです。

 同じ漢字を使う民族として、お互いもっと交流を深めていけたらいいですね。(執筆者:高山 翔)


高山 翔

高山 翔
http://www.chinabusiness-headline.com/author/stakayama/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター
日本から中国大陸へ渡り、現在福建省福州市郊外(バスで2時間)の田舎住まい。都市部での日本語教師を経て、あまりにも愛すべき中国の田舎に魅了され、中国の田舎の魅力をPRするライターを目指す。

著書


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