カギは○ネ? 病院の実態に見る中国で成功するコツ


 先回の記事で、中国社会で成功するために必要な二つの「○ネ」のうちのひとつ「カネ」についてレポートしました。

 今日はもうひとつの方、これも絶対に外せない「○ネ」=「コネ」について、これまた友人が病院で実際に体験したことをレポートしてみたいと思います。


友人の実体験




 ある日友人の旦那さんが急に発熱し(しかも高熱)、それが数日間続きました。

 検査の結果、どうやら泌尿器の方に問題があるらしいことまではわかったのですが一向に回復せず、地元の病院(田舎)ではこれ以上の対処はできないとのことで、紹介で大都市の病院に移ることになりました。

 この「紹介」がまた適当で、ただ病院名を「紹介」されるだけで日本のような紹介状や電話連絡も一切なし、移動の手配から手続きまでももちろん自分で、という代物なのです。

 自家用車がまだ普及していない中国(の田舎)のこと、友人は苦労してその日の夜に何とかその大病院に到着したものの、一言「空きベッドがない」と言われ、かといって治療されるわけでもなく、高熱で憔悴しきったまま待合室で一晩明かしたんだそうです。

 朝になって診察が始まっても一向に名前を呼ばれません。

 そうこうしているうちに、話を聞きつけた地元の知り合いが訪ねてきて、「この病院に私の知人の知り合いがいるから、その人に話してあげる」と言われたそうです。

 それから待つことしばらく、その知人から連絡が回ったようですぐに名前が呼ばれ、「ベッドが空いたので入院できます」と言われたとのこと。結局入院して治療を受け、無事回復したのでした。

 それにしても、病人に対しさんざんひどい扱いをしておきながら、コネが効いた途端手のひらを返したかのような待遇が受けられる、まさに中国コネ社会の一端を垣間見た瞬間でした。中国ではコネがあるのとないのとでは、天地ほども違いがあるのです。

 ちなみに今回は「知人の知り合い」というやや遠いコネでしたが、それでもここまで効果があるわけですから、もっと近い、あるいはもっと権力のあるコネの持つ威力は計り知れません。


「没关系」=「有关系」




 中国には「有关系没关系,没关系有关系」という興味深い言葉があります。「关系」とは「関係」と言う意味で、普通「没关系」は「関係ないよ」=「大丈夫」という意味でよく使われます。

 この場合これをもじっていて、

「有关系」=関係(コネ)が有る、なら「没关系」=大丈夫。
「没关系」=関係(コネ)がない、なら「有关系」=大丈夫じゃない。

 という意味なのです。

 このように、中国で成功するためには「コネ」が必須です。ビジネスの場合、今ある人脈(コネ)を最大限、上手に使った方がスムーズに進むことでしょう。もしコネがないなら、お金を上手に使ってコネを作ってからの方が成功する確率は格段に上がります。

 最後に一句:「中国じゃ、賢く使え、コネとカネ」

 お粗末でした。。。(執筆者:高山 翔)


高山 翔

高山 翔
http://www.chinabusiness-headline.com/author/stakayama/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター
日本から中国大陸へ渡り、現在福建省福州市郊外(バスで2時間)の田舎住まい。都市部での日本語教師を経て、あまりにも愛すべき中国の田舎に魅了され、中国の田舎の魅力をPRするライターを目指す。

著書


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