中国で続々と導入される「顔認証システム」を追跡 支払いからトイレットペーパー受け取りまで


 今話題の顔認証システムですが、今年9/18から支付宝はパスワードの入力だけではなく、顔認証でも登録できるようになりました。キャッシュレス化が進む中国ですが、スマートフォンすら持たずに支払いが可能になります。


ケンタッキーブランドの「KPRO」で顔認証システムを導入


 「KPRO」はケンタッキーのヘルシーさを前面に出した新しいブランドですが、この店舗で顔認証システムを導入することが9/1発表されました。タッチパネル式のセルフ注文機で利用できます。

 杭州のKPROで試験的に導入されていますが、その顔認証決済の様子は動画で配信されています。

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≪ケンタッキーのセルフ注文機で顔認証システムが導入されました≫


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≪顔認証ボタンを選びます≫


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≪カメラで顔をスキャンして認証を行います≫


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≪支払い成功です≫



顔認証システムの利用の仕方


1、 セルフ注文機のタッチパネルで商品を選び、注文を確定します。
2、 支払いボタンを押し、カメラ認証の指定位置に立ちます。
3、 「支付宝顔認証決済」ボタンを押し、カメラを数秒見つめます。
4、 支付宝に登録している携帯番号を入力し、確認すれば決算されます。

 利用者は、まず支付宝でパスワードを登録し、顔認証システムを利用可能にしておく必要があります。電話番号の入力は、詐欺対策だそうです。


実際の認証精度はどの程度?


 顔認証システムの動画を見ると、このシステムの精度を試すために様々な実験が行われています。

 例えば、同じ女性に厚化粧をしてみたり、髪形を変え、複数人と一緒にカメラ認証をしてみたりと変化を持たせてみますが、正確に認証されていることが分かります。

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≪複数人で認証の検証をします≫


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≪複数人いても問題ありません≫



続々と導入されているカメラ認証システム


 江蘇州の南京市では、家電小売店のSUNINGが今年無人店舗をオープンしました。店舗に入ると顔認証システムによって来店者の身元を確認、商品購入後決算ルートを通過すれば、認証システムによって決算を済ませることができるそうです。

 また、北京の天壇公園では、トイレットペーパーの大量盗難を受け、トイレットペーパーを顔認証で配るシステムが、試験的に導入されたことが話題になりました。

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≪北京の公園のトイレで導入された顔認証システム≫


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≪認証されるとトイレットペーパーが出てきます≫


 トイレに入って専用の機械のカメラで顔認証を行うと、トイレットペーパーを60cmだけ受け取ることができます。このシステムを利用した配布は2週間のみでしたが、中国で今後もこうした顔認証システムの増加が大いに予想されます。スマホすらいらないキャッシュレス化がさらに加速しそうです。(執筆者:桜井 まき)


桜井 まき

桜井 まき
http://www.chinabusiness-headline.com/author/msakurai/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター。これまで美容関連、グルメ記事や旅行関連記事など多岐にわたる記事のライティングまた、中国語翻訳に携わる。夫の仕事の関係で中国と日本を行き来する生活をはじめ、年に数か月主に中国の南方で生活している。女性ならではの視点で、今の中国を紹介する。

著書


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