財布なんていらない! モバイル決算でキャッシュレス化が加速する中国の現状をレポート


 「財布も現金なんかもたないよ」というくらい、中国ではモバイル決済が浸透しています。

 中国の電子マネー取引額は約150兆億とも言われるほど。自動販売機も地下鉄の切符も、街のローカルな屋台もモバイル決算が可能です。

 利用後、即座に口座から引き落としされるので、使いすぎることもありません。偽札の心配もなく、利用手数料もないので、安心して利用できることで人気が高まっています。


中国の二大電子マネー:支付宝と微信


 モバイル決算で普及しているのが、支付宝と微信です。微信はSNSアプリながら、充実した電子マネー機能でシェアを拡大してきました。日本のlineアプリと似ているかもしれません。

 今中国ではこの二つのモバイル決済が主流で、大抵どこでも使用可能です。あまりに浸透しているので、どちらか一つでも持っていないと、最近では生活が不便に感じるほどです

4微信のQRコード

≪微信QRコード≫


どこでも使えるモバイル決算


 ショッピングセンターやスーパー、ファッションブランド、飲食店などでモバイル決算が使えるのは、今や当たり前。ローカルな小売店でも電子マネー化が進んでいます。

 市場に行けば、白菜やキャベツなどの野菜の料金(ほんの数元程度)でも、スマホでQRコードを読み取って支払うことができます。マクドナルドのセルフ注文機は、モバイル決算のみ可能です。現金は使えません

 逆に現金を出すと「え? 今どき(現金)?」と、怪訝な反応をされることもあるくらいです

 筆者はマンションの管理費を支払いに行ったとき、手持ちの現金が足りなかったので「ATMに行ってくる」と伝えたところ、「微信や支付宝あるでしょう?」と笑われてしまいました。マンションの管理費もその場でモバイル決済ができてしまいます。

 また、小売り店などでお釣りの現金がなかった時など、モバイル決済でお釣りを受け取るということもあります。


1自動販売機も電子マネー

≪自動販売機も電子マネー≫


3地下鉄の切符

≪地下鉄の切符も購入できます≫


2ローカル店にもQRコードがあります

≪ローカル店にもQRコードがあります≫


6露店でもQRコード

≪露店でもQRコード≫


5微信割引キャンペーン

≪微信の自動割引キャンペーン≫


7

≪マクドナルドのセルフ注文≫


8

≪商品を選んだら、スマホをかざして支払います≫


9

≪決算完了≫



ここまで電子マネーが普及する背景とは?


 中国はスマートフォンが手軽に手に入り、維持しやすいため、スマートフォンが普及していることがあげられるかもしれません。

 キャリアフリーのスマートフォンで、SIMフリーのカードを利用すると、プランは様々ですが毎月10元前後(約170円)からスマートフォンを持つことができます。固定電話よりもガラケーよりも、スマートフォンが爆発的に増加しています

 店側としてもモバイル決算専用端末もいらず、スマートフォンにアプリをダウンロードするだけです。QRコードの導入も申請が簡単なので、導入しやすいという点があげられるかもしれません。


モバイル決済の日本進出


 訪日中国人の増加を受け、日本でもアリペイなどのモバイル決済の導入が進んできています。アリペイは、日本で三年以内に一千万人の利用目標を掲げていて、日本のモバイル決算市場で今後どのように浸透していくのか目が離せません。(執筆者:桜井 まき)


桜井 まき

桜井 まき
http://www.chinabusiness-headline.com/author/msakurai/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター。これまで美容関連、グルメ記事や旅行関連記事など多岐にわたる記事のライティングまた、中国語翻訳に携わる。夫の仕事の関係で中国と日本を行き来する生活をはじめ、年に数か月主に中国の南方で生活している。女性ならではの視点で、今の中国を紹介する。

著書


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