充実した中華系空港サービス 無料サービスの充実で利用客増へ


 2016年訪日外国人客数が過去最高の2403万9千人になり、前年比21.8%増になりました。インバウンド需要の高まりに注目が集まっていますが、外国人の延べ宿泊者数は8.5%増にとどまっています。宿泊者数の伸び悩みが、浮き彫りになった形かもしれません。


外国人宿泊客どこに消えたのか?


 「日本のホテルは、狭くて高い!」と外国人が言いますが、彼らは夜間運航の長距離バスを利用したり、キャンピングカーをレンタルし車中泊、または空港泊をして宿泊費を抑えているようです。

 さらに、中国の旅行会社とラブホテル会社が提携をして、ラブホテルを改装し、多くの中国人観光客が利用しています。ラブホテル側は中国語を話せるスタッフを雇ったり、子ども連れに配慮してツインベッドを設置するなどして、多くの中国人から好評を得ているようです。


中国国内でのサービスは?


 国土の広い中国では、国内線でトランジットをすることも多く、空港によってトランジット客専用スペースを設けているところもあります。

 また、中国国際航空やマカオ航空などいくつかの航空会社が、トランジット客に無料ホテルを提供しています。深夜着便でトランジットが6時間から24時間以内、ホテルの利用できる都市は限られていますが、無料でホテルとラウンジを利用することが可能です。

1広州空港

≪トランジット旅客専用スペース≫


2トランジット専用スペース

≪専用スペースで空港泊する人もいます≫


3マカオ航空

≪専用スペース利用条件≫


4成都空港専用スペース

≪夜間は閉まっています≫



充実した成都のトランジット客専用サービス


 成都では、72時間以内の滞在という条件を満たしている外国人トランジット客を対象としたサービスが充実しています。観光エリア直通バスを運行し、トランジット専用窓口で利用手続きをすると利用することができます。成都での視察・商談などのビジネスマンや観光客の呼び込みが大いに期待できそうです。

 さらに、成都空港ではT1国際出発ターミナルビルの3階にトランジット客専用休憩所が設けられています。入室前に条件を満たしているかチェックを受ける必要がありますが、休憩所ではシャワー、無料Wifi、ソファベッド、飲料水、新聞・書籍などが利用できます。


インバウンドで活用したい!無料サービス


 意外なことに、中華系の航空会社や空港では、旅客用の無料サービスが充実しています。成都はトランジット客専用サービスを充実させることによって、国際都市のイメージ強化を期待しているようです。

 同様に、こうしたサービスをインバウンドでも活用し、提供することによって、利用客の増加を見込めるかもしれません。(執筆者:桜井 まき)


桜井 まき

桜井 まき
http://www.chinabusiness-headline.com/author/msakurai/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター。これまで美容関連、グルメ記事や旅行関連記事など多岐にわたる記事のライティングまた、中国語翻訳に携わる。夫の仕事の関係で中国と日本を行き来する生活をはじめ、年に数か月主に中国の南方で生活している。女性ならではの視点で、今の中国を紹介する。

著書
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