中国製設備を購入するときに気を付けるべき5つのポイント


 弊社では中国工場・品質管理関連のセミナーを継続して実施させていただいていますが、受講者の方からの質問で最近多いと感じるのが、中国メーカーの設備を購入することを検討しているが、どのようなことに気を付けたらよいかと言う内容です。

 わたしは設備調達のプロという訳でもありません。ですので、これらの経験がある知人友人にいろいろ教えてもらい、質問者の方にとって有効な指針となるような情報を提供できるように努めています。

 自社製品に使う部品や材料だけでなく、その生産に使う設備・機械も日本製から中国製にシフトしてきています。その理由は明快で、価格が日本製に比べて格段に安いということに尽きます。

 中国メーカーの設備・機械の信頼性に不安は抱きつつも、価格の魅力に導入の検討をしない訳にはいきません。ただ、可能性のあるリスクについて事前に情報を得て、少しでもそれを軽減したうえで購入したいと考えているのです。これは当然のことだと思います。

 中国メーカー製の設備・機械が、日本製のものに比べ信頼性が劣り故障が多いのは事実です。このことを念頭に置いて、どのようなことに注意すべきかを考えます。




中国製設備を購入するときの5つのポイント


1)アフターケアの有無


 故障が多ければ、それへの対応、つまりアフターケアがとりわけ重要になってきます。どの程度アフターケアをしてくれるのかをしっかり確認します。しかし、メーカーはいいことしか言わないと思うので、可能であればユーザーを教えてもらい、そのユーザーに聞いてみるのが一番です。

2)自社での修理対応可否


 次に考えるべきことは、自社で修理対応できるかということです。「機械の故障=生産停止」ですからすぐに修理が必要です。このときにメーカーを呼ぶのではなく、ある程度は自社で修理対応できることが求められます。自社にそのスキルがあるのかについてもきちんと見てください。

3)部品の入手容易性


 修理の際に必要な部品は容易に入手可能であることも大事です。もし、メーカーからしか入手できないものがあれば、入手にかかる日数や予備を持つことの必要性も検討します。

4)中国メーカーの実績


 中国設備メーカーとしての実績も事前に確認します。会社の継続年数や購入しようとしている設備の販売実績が十分あることは必須でしょう。加えて日系や欧米系企業への販売実績有無も確かめます。

5)会社の継続年数


 特に会社の継続性は重要です。中国では儲かると思えば、すぐに新規参入してきますがダメなら撤退も早いですから、継続してその事業をやっていると言うことが、会社としての信頼性につながってきます。


 以上(執筆者:根本 隆吉)


根本 隆吉

根本 隆吉
http://www.prestoimprove.com/

◆ 主業務:日系中国工場の品質管理体制構築、品質改善支援。
 現場管理のキーパーソンである班長の育成研修にも 力を入れている。
駐在員が能力を発揮することを目的とした駐在員コーチングも手掛ける。
◆ 電機系メーカーにて技術部門、資材部門を経て、香港・中国に駐在。
 中 国においては、購入部材の品質管理責任者として延べ100社に及ぶ取引先品質指導ならびに現場改善指導に奔走。
◆2007年より現職。生産の3要素で捉えた中国工場の品質管理の問題点と指導 のポイントをテーマにしたセミナーの実施多数。外観目視検査の精度アップセミナーの講師も務める。

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