スマホなしでは暮らせない中国 配車アプリ「滴滴出行」の機能と実際使ってみての雑感


 筆者が中国に出張に来た際に、中国人の友人に言われたのが、「滴滴」を携帯のアプリに入れなさい」であった。最初は何のことかわからなかった。今気づくと、当然のアドバイスであったと受け止めている。

 「滴々」とは、タクシーを予約できるアプリの名称で(正式名称は滴滴出行)、いくつかの機能を持っている。



「滴々」の機能


1. 車の種類が指定できる



≪車を選択する画面≫


 通常のメータータクシーや、「快車」「専用車」などがある。通常はメータータクシーで十分であるが、早く来てほしい場合や、車の種類をグレードアップして快適に移動したい場合は専用車等を選択することもできる。参考までに専用車のグレードはビューイック等のレベルが存在した。

2. 乗車場所と目的地を指定



≪現在地と目的地を選択≫


 中国語で入力する必要があるが、指定場所の往復程度であれば、一旦入力すればずっと使えるので、中国赴任者に依頼して入力すれば、その後も使える

3. 時間指定:



≪時間指定する≫


 すぐに乗車するか、予約するか(30分毎)を選択できる。

4. 全国で使える


 これは赴任者にとっても嬉しいサービスで、国内出張時にも使える。地方都市に行けば白タクなどが必然的に多くなるが、このサービスを利用すれば、ぼったくりにも合わなくなる。

5. 支払い:現金orキャッシュレス


 出張者であれば、現金での支払いはできる。交通カードも可。携帯での支払いもできるので本当に便利である。(一部専用車を選択する場合は、支払い手段が携帯のみになる場合や、電子的な領収書になる場合があるので、留意する必要がある)

6. その他の機能


 ビジネスアワーになると、なかなか捕まらないので、「メーターを倒して予約OK」や、ボーナスを支払って予約するなどの機能がある。ただし、ボーナスなどは領収書が出ないので、注意が必要


実際使ってみての雑感は下記の通りである


portrait of smiling taxi driver with car


1. タクシー会社に直接予約するよりも便利にできる


 電話で、大衆、錦江、強生等のタクシー会社に電話することはハードルが高ければ、スマホで予約できるので、非常に便利である。自分で予約できなければ、ホテルの人に予約してもらうのもいいでしょう。中国語ができない場合は特にそのことが実感できる。

2. 利用するTOPに合わせる


 ビジネスアワーや、雨の日になると、予約してもなかなか来てくれない場合が多い。その場合は前もって予約するなり、流しを探し(地域にもよるが、意外にも上海の朝は比較的流しが捕まる)することも可能である。

 少し、早く移動したい場合は、「快車」「専用車」等を選択すると、利用できる(ただしその場合は、支払い手段が携帯であったり、領収書は電子領収書になったりするので、利用者の状況に応じて使分けることをお勧めします)

3. 前もって予定がわかっている場合は絶対に便利


 最近中国でのサービス向上により、時間よりも前にタクシーが到着する場合が多い。時間が読めるようになってきたのがうれしいサービスである。

4. 到着まで早い


 混んでいなければ、5分以内に到着する。画面でも今タクシーの走行場所が表示されるため、左右どちらからタクシーが来るかがわかる。もちろんタクシーのナンバーは事前に画面に表示されている。

 このタクシーのアプリは、初めて利用するとなかなか便利なサービスであると実感した。ただ、中国で出張、または生活する際には、携帯アプリを利用したサービスは携帯にとどまらないことがだんだんと理解してきた。

 中国は、日本より携帯を利用したサービスが発達しているのがわかる。今後機会を見つけて、タクシー以外の携帯を利用したサービスを紹介したい。(執筆者:廣田 廣達)


廣田 廣達

廣田 廣達

■所属:
・王子ホールディングス(王子製紙グループ)の中国の子会社に出向。中国におけるマーケティングの担当。上海駐在。
■ライフワーク
日中及び日本アジアの違いに着目し、コミュニケーションの改善を通じて、ビジネスの発展に寄与するための講演活動を行う。
・講演実績:三菱総合研究所、日刊工業新聞社、桜美林大学、異文化コミュニケーション学会、スイングバイ株式会社、東京-上海ビジネスフォーラム、アジア経営研究会、人生繁盛会(道端康予主催)等
・異文化コミュニケーション学会役員・会員誌編集長

■強み:中国ビジネス全般・マーケティング・異文化マネジメント

■その他プロフィール:
中国系華人。神戸出身。神戸商科大学を卒業。

■ユニチャームで勤務:ベビー、フェミニン、大人用おむつの中国・アジア地域のマーケティングを担当。当時上海に通算で約3年駐在。

■㈱ベネッセコーポレーションで勤務:教育に関する海外展開のため中国事業の支援及びFSを担当。

■㈱新日本科学で勤務:世界的No.3の医薬品の前臨床、臨床試験を行う研究開発の会社(CRO)で中国の会社立ち上げ、中国を中心に合弁パートナーとの交渉を担当。中国以外ではカンボジアの事業、ブータンの事業等を支援。

SIETARのHP
http://www.sietar-japan.org/index.html


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