「規則」と「原則」はどう違う? 「契約違反」「ルールを守らない」が発生する理由はコレだ


 最近聞いた笑い話を一つ。

 ある先生が規則と原則の違いを説明して言いました。

『交差点で例えると、「規則」とは「赤信号では絶対に渡ってはいけない」という事で、「原則」とは「赤信号だけど、周りに車がおらず安全な場合は渡ってもよい」という事です。』

 そばで聞いていた地元の友人が「それ言ったの中国人の先生でしょう! 外国人が聞いたらびっくりするよね。」と言って笑っていました。

 確かに、他に例えようはあるでしょうに、仮にも人を教える立場にある先生が堂々と「安全なら赤信号で渡っても良い」という訳ですから…確かに外国ではあり得ませんよね。

 でも後から、「実はこれこそが中国人の根底にある考え方だと言えるのではないか」と思いました。改めて考えてみると、確かに中国人の行動のあちこちにこうした考えの影響が見て取れます

 例えば…信号や横断歩道では「安全(と自分が思える)なら迷わずGO!」ですし、バイクも「安全に運転できる(自分的には)」という理由で免許なしで堂々と運転している人がたくさんいます。

 以前コラムの題材にもなった中国人旅行客が空港で暴れた事件などでも、結局はこの「規則」よりも「原則」で動きたいという中国人の思考が根底にあるのではないかとも思えます。

 要するに「目的の達成こそが最重要で、それが達成できさえすれば、ルールを守るかどうか、その過程はそこまで重要ではない。」ということなのでしょう。中国人相手のビジネスシーンで「契約違反」とか「ルールを守らない」と言った声が上がるのも、もしかするとこの考え方の相違に起因しているのかもしれません。

おまけ(笑)


きっちり赤ですね


子供連れ…


 まあ原則の判断基準が「自分にとって都合がいいかどうか」に拠っているのがちょっと問題ですが(笑)、いずれにせよ徹底した現実主義(自己主義?)だと言えます。規則は規則として守った上で目的を達成していく日本人からすると、ちょっと考えられない視点です。

 最近は観光やビジネスの場で中国人と交流する機会が確実に増えてきています。まずは中国人と日本人のこんな基本的な考え方の違いを頭の隅に置いておくと、いくらか上手に対応できるのかもしれません。(執筆者:高山 翔)


高山 翔

高山 翔
http://www.chinabusiness-headline.com/author/stakayama/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター
日本から中国大陸へ渡り、現在福建省福州市郊外(バスで2時間)の田舎住まい。都市部での日本語教師を経て、あまりにも愛すべき中国の田舎に魅了され、中国の田舎の魅力をPRするライターを目指す。

著書


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