「淘宝(タオバオ)」はもう古い? 今来ているショッピングサイト「拼多多」


 今や日本人にも有名な「淘宝」(タオバオ)、何でも揃う巨大ショッピングモールサイトです。これまではこの淘宝と天猫の独占状態だったショッピングサイトに今ちょっとした変化が生じています。

 その名も「拼多多」(日本語式には「ぴんどぅおどぅお」と発音)


「拼多多」とは


 これは共同購入の形を採用したネットショップシステムで、基本的に単数買いはできず、商品によって購入できる最低個数が決められています。ただしこの「○個購入」という条件を満たすことで、かなり安い単価で購入できるようになっています。筆者も見てみましたが、実際タオバオよりも安いですね。店舗としても大量販売ができるため低価格にできるようです。

①紹介画像ー低価格を謳っています

≪低価格を謳っています≫



≪パナソニックのウォシュレットが三分の一価格!≫


 でも個人はそんなに大量には必要ありません。それで、実はここがミソなのですが、同じ商品を買いたいと思っている仲間をネット上で募って購入するわけです。(もちろん知り合いや友達同士で募っても良い。)

③40人達成!

≪40人達成!≫


 サイト名の「拼」は「寄せ集める」と言う意味の中国語で、ジグソーパズル=拼图にも使われていて、ジグソーパズルのように「同じ商品が欲しい人」というピースを寄せ集めることで商品を安くゲットできる、しかも多ければ多いほど良い、という意味なんですね。


タオバオの強力なライバルに?


 ちなみにこの「拼多多」、中国のネット業界三大巨頭の一つテンセント(他の二つは百度とアリババ=タオバオを提供)が資本提携していて、事実上タオバオの強力なライバルとして立ち上げられたとも言えそうです。

 実際、自社提供のアプリWeChat(中国版LINE=中国では絶大な人気を誇る)と提携したサービスを提供していて、支払いは微信払い(支付宝=アリペイ払いと共に中国の主要な電子決済システムのひとつ)、他にもWeChatを通して仲間を募ったりできるようになっています。

 また専用アプリをダウンロードして使用するのですが、これがまたとてもよくできていて「あと24時間で○人集めたらこの価格!」など各種キャンペーンを展開して購買意欲をそそる他、商品を探していると「この商品買いたい人募集中!」といったメッセージがピョコピョコ出てきて、必要もなかったのに思わず見て買ってしまった、なんてこともありそうです。

④あと24時間で4人

≪あと24時間で4人≫


 これまでになかった斬新なスタイルの「拼多多」、ある意味「ミッション達成で安く買える」というゲーム感覚の買い物とも言え、いま筆者の周りでは少しづつ人気が出てきています。

 実際筆者の友人に限って言えば、最近は皆タオバオではなく、この拼多多で買い物をしています。ただ面白いがゆえに、時間があるとついつい「何かないかな?」と見てしまい、時間を浪費してしまうのが欠点ですが・・・

 とにかくこれからこの「拼多多」の波が来そうな予感がする今日この頃です。もちろん最大手の老舗「淘宝=タオバオ」も黙っているとは思えず、つい最近似たようなグループ購入システムを始めていて、これからの両社の競争にも注目です。

 いずれにせよ競争原理が働いて、いい品がより安く手に入れば消費者としてはうれしいですが…(執筆者:高山 翔)


高山 翔

高山 翔
http://www.chinabusiness-headline.com/author/stakayama/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター
日本から中国大陸へ渡り、現在福建省福州市郊外(バスで2時間)の田舎住まい。都市部での日本語教師を経て、あまりにも愛すべき中国の田舎に魅了され、中国の田舎の魅力をPRするライターを目指す。

著書


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