「限韓令」中韓緊張! 実際のところは?(現地より)


 中国と韓国の関係悪化が話題となり、中国で生活している韓国人を心配する人も多いのではないでしょうか? 韓流コンテンツの制限や韓国芸能人の出演の制限などをよく耳にします。では、実際のところどうなのでしょうか?


報道されるほど韓国バッシングは大きくない


 実は筆者の周囲(南方)では中国で生活していて(筆者の生活圏内で)、報道されるほど韓国バッシングを大きく感じることはあまりありません。

 中韓関係が緊張しているといっても、依然として韓国ドラマや韓国コスメ人気は高く、動画視聴アプリでは韓国ドラマのラインナップは充実しています。街には韓流メイクをした女の子たちがあふれていますし、韓国コスメの店も新たに出店しているなど、大きな反韓運動には影響していない様子です。

韓流コスメ (1)

≪「限韓令」ながら韓流コスメ人気は冷めません≫


韓流コンテンツ

≪韓流ドラマも動画アプリで見ることができます≫



求められる「韓流に代わるもの」


 でも、周囲で目に見える変化はあります。以前は見られなかった日本食を取り扱うお店が増えていることです。

 日本の豚骨ラーメン店やたこ焼き屋さんが目に見えて増えてきました。高級な回転ずしだけでなく、テイクアウト専門のお寿司屋さんも続々出店しています。



スーパーのお寿司

≪スーパーで売られているお寿司。かなりアレンジのきいた具材です。≫


テイクアウト専門寿司屋

≪続々とオープンするテイクアウト専門寿司屋≫


回転寿司屋

≪回転寿司屋も人気です≫


日式パン屋 1

≪新規オープンした日本式専門パン屋≫


日式パン屋2

≪日本式で作ったパンが並びます≫


 屋台でも「寿司」や「たこ焼き」を前面に出したお店があります。中国のローカル寿司屋の具材は、本場のものと程遠いものを感じますが、庶民にも日本食が広く受け入れられていることに嬉しさを感じます。

 また、店で流れるBGMは、韓国の歌に代わって日本語や日本の中国語バージョンの歌が流れています。数年前、特に反日感情の厳しかった時期は、店内で日本語の曲が流れると曲の途中でもサッと中国語の歌に替えられるほど、敏感な時もありました。その時と比べると、今はだいぶおおらかになったものです。

 4月に杭州で開かれた「国際アニメ祭り」では、日本アニメ特設舞台で、コスプレに身を包んだ参加者が音楽に合わせて踊り、盛り上がりをみせました。

 また、日本アニメ「君の名は。」は、昨年12月に公開されましたが、歴代最高の売上高になるなど、「限韓令」によって制限が課された韓流コンテンツに代わって、日本コンテンツの人気も高まっているようです。

 反日感情が全くなくなったわけではありませんが、韓流が表に出にくくなった今、市場が韓流に代わるものを求めています。made in Japanを売り込むチャンスと言えるかもしれません。(執筆者:桜井 まき)


桜井 まき

桜井 まき
http://www.chinabusiness-headline.com/author/msakurai/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター。これまで美容関連、グルメ記事や旅行関連記事など多岐にわたる記事のライティングまた、中国語翻訳に携わる。夫の仕事の関係で中国と日本を行き来する生活をはじめ、年に数か月主に中国の南方で生活している。女性ならではの視点で、今の中国を紹介する。

著書
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