思い立ったが吉日? 「したいときにする」中国人向けインバウンドのヒント


 経済的に豊かになり、一般に生活水準が上がってきた中国では、最近ひとつのトレンドワードがあります。それが「想○就○」日本で言う「思い立ったが吉日」という言葉です。


「想○就○」


 これは、「想走就走」(「行きたい時に行く」)、「想吃就吃」(食べたい時に食べる)など、とにかくそうしたい時に実行する、という意味があり、考えてみると旅行やグルメなど「そうしたい時にいつでもそうできる」、貧しかった時代には考えられなかった豊かさを享受できていることの象徴とも言える言葉です。

 そんなわけで今、この「想○就○」がひとつのトレンドとなっています。

「想飛就飛」


 これは航空会社のシートカバーに宣伝されていました。

①飛行機のシートにある宣伝

≪飛行機のシートにある宣伝≫


 「行きたい時に旅行しましょう」、「行きたいところに旅行しましょう」(わが社の飛行機で!)そんな風にアピールしているように見えます。実際近年の「爆買い」も「想飛就飛」の現れと言えるでしょう。

「想唱就唱」?


 これは空港の出発ロビーで見つけたものです。

②待ち時間がヒマでしょう?の表示が

≪待ち時間がヒマでしょう?の表示が≫


 何かわかりますか?

 …そう、小型カラオケBOX(1~2人用)です。


④ (1)


③座ってのデュエットも可能

≪座ってのデュエットも可能”≫



 それにしても、中国人ってこんなにカラオケ好きでしたっけ?

 まあ確かに飛行機に待ち時間って暇を持て余しますけどね。(遅延はしょっちゅうですし…)「歌いたい時に歌う」こんなところにも「想○就○」の精神が息づいています。

 考えてみるとこの「想○就○」、周りが何をしていても気にせず我が道を行ける中国人に向いた言葉ですよね。日本人なら出発ロビーでカラオケなんて、恥ずかしくてできそうにありません。

 そんなわけで、「想○就○」。TPOに関わらず、周りを気にせず、したい時にしたいことができる中国人向けインバウンドには、いろんなニッチな需要がありそうです。日本人の常識にとらわれず、頭を柔らかくして考えてみてはいかがでしょう?(執筆者:高山 翔)


高山 翔

高山 翔
http://www.chinabusiness-headline.com/author/stakayama/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター
日本から中国大陸へ渡り、現在福建省福州市郊外(バスで2時間)の田舎住まい。都市部での日本語教師を経て、あまりにも愛すべき中国の田舎に魅了され、中国の田舎の魅力をPRするライターを目指す。

著書
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