世界一の「インスタントラーメン市場」中国 人気の「日清」製品の共通点は?


 日本発祥のインスタントラーメンですが、旅行や帰省の電車や新幹線でカップラーメンを食べる中国人を必ず見かけるほど、中国で広く浸透し受け入れられています。

 食の多様化により、インスタント市場がここ数年減少に転じているようですが、それでも中国・香港のインスタントラーメン消費量(2015年データ)は世界一で、404億食を超えます。2位のインドネシア132億食、3位日本55億食の消費量を大きく引き離しているので、大きな需要があると言えるでしょう。


若年層から大きな支持 日清カップヌードル


 そんな中、日清食品ホールディンクスが、「カップヌードル(中国語名:合味道)BIG」と「香港製造出前一丁」の販売エリア拡大を図り、80年後、90年後の若年層の大きな支持を得ています。

 スーパーのカップラーメンコーナーで、カップヌードルが一定の面積を占め、「カレー牛肉風味」、「豚骨風味」、「海鮮風味」、「焼豚風味」などさまざまな風味が販売されています。実際、筆者も中国内でカップヌードルと出前一丁を見かける機会が以前よりも増えたように感じています。

カップヌードル

≪カップヌードルのカレー味。さまざまな風味があり、楽しめます。≫


カップヌードルBIG

≪カップヌードルのビッグサイズ≫



香港でシェア60% 「出前一丁」


 また、同じ中華圏の香港で絶大な人気を誇る日本のインスタントラーメンは、「出前一丁」です。香港のインスタントラーメンのシェア60%を占めるとされていて、朝食セットに「出前一丁セット」を販売するお店もあるほどです。

出前一丁

≪「出前一丁」のさまざまな風味が各種そろえられています。美味しいです。≫


 日本では「出前一丁」というと醤油ラーメンのイメージが強いですが、香港や中国で販売されている出前一丁は味の種類が多く、消費者を飽きさせません。

 例えばチキン・ビーフ・麻辣味・XO酱味などのさまざまな風味が販売されています。輸入食品専門店では、出前一丁専用コーナーが設けられているほどです。

輸入食品専門店の棚

≪輸入食品専門店では、「出前一丁」が特設コーナーで販売されています。≫


 地方独自のフレーバーがあるようですが、日本の味にこだわりすぎず、それぞれの土地で受け入れやすいフレーバーを探求し、柔軟に対応しているからこそ、広く受け入れられているとも言えます。
 
 急激な経済発展により食の多様化が進み、若者を中心に海外のものを広く受け入れたいというニーズの高まりや、中国はどこでもお湯が無料で提供されるので、安価で携帯に便利なインスタントラーメンが受け入れられているのも納得がいきます。今後のインスタントラーメン市場の展開に注目です。(執筆者:桜井 まき)


桜井 まき

桜井 まき
http://www.chinabusiness-headline.com/author/msakurai/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター。これまで美容関連、グルメ記事や旅行関連記事など多岐にわたる記事のライティングまた、中国語翻訳に携わる。夫の仕事の関係で中国と日本を行き来する生活をはじめ、年に数か月主に中国の南方で生活している。女性ならではの視点で、今の中国を紹介する。

著書


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