10元ショップ増加にみる、今の中国人が買いたいものとは?


 中国で日本ブランドの10元ショップMINISOの人気が高いことが知られてきましたが、最近MINISOとは違った韓国ブランドの10元(9.9元)ショップがぞくぞくと増加しています。

 例えば、「MUMUSO」や「生活無憂(SHNGHUO)」、「AIYAYA」は、店の看板と商品パッケージ、バックミュージックが韓国語です。韓国ブランドを前面に出していますが、商品パッケージが韓国語になっているだけで、MINISOとまったく同様の商品が取り扱われていたりします。

 興味深いことに、店内の雰囲気もMINISOにとてもよく似ていて、若者向けのオシャレな雑貨ショップという雰囲気です。

MUMUSO

≪「MUMUSO」MINISOに似ている韓国ブランドの10元ショップ≫


生活無憂

≪最近増えてきた「生活無憂」韓国ブランドの10元ショップ≫


AIYAYA

≪「AIYAYA」韓国ブランドの9.9元ショップ≫


愛購

≪「愛購」中国の雰囲気がありますが、韓国語の看板の9.9元ショップ≫



10元ショップが密集


 以前も紹介したように、中国では同業の店舗が隣接し広告効果を狙うのですが、10元ショップにおいても同様です。場所によって数店舗10元(9.9元)ショップがずらりと並び、しのぎを削っています。

 大学の近くや市の中心部など、若者が訪れそうな場所に出店することがポイントです。若者たちは自分の目的のものを求めて、10元ショップのはしごをして商品を見比べ、購入するのです。


お客さんの求めているものは?


 10元ショップは、商品ラインナップを季節に細やかに合わせて販売しています。冬ならマフラーや帽子、手袋、電気あんかといった「今すぐに使いたい」おしゃれな商品が、手ごろな値段で手に入ります。商品回転率が高く、先週あった商品が今週は売っていないということもあるので、足しげく通うファンもいます。

 こうしたターゲットは若者なので、取り扱う商品は化粧品やイヤホンやバッテリーなどスマートフォン関連やインテリア雑貨が多いです。

 日本のダイソーの主力商品であるタッパーなどのキッチン雑貨や消耗品もありますが、ダイソーほど販売スペースを広く取られておらず、あまり需要がないことが伺えます。

 すべての商品が10元ではなく、商品によって29元や39元等違いがありますが、他店と比べると品質の割に安いので、お得感を感じることができます。

MINISO 化粧コーナー

≪MINISOの化粧品コーナー≫


イヤホンなどスマートフォン関連商品が売れているようです

≪イヤホンなどスマートフォン関連商品が売れているようです≫


お菓子 (2)

≪日本や韓国など海外のお菓子も販売しています≫


生活無憂 化粧コーナー

≪生活無憂の化粧品コーナーMINISOとディスプレイがよく似ています≫


 中国では以前、安くさまざな雑貨が2元で手に入る「2元ショップ」が多かったのですが、安い分粗悪な商品も多く、デザインもおしゃれとは言えませんでした。

 ここ数年で2元ショップが撤退し、逆に10元ショップが増加していることから、安価でも一定の品質とデザイン性を求めている、今の中国人の需要を肌で感じることができます。(執筆者:桜井 まき)


桜井 まき

桜井 まき
http://www.chinabusiness-headline.com/author/msakurai/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター。これまで美容関連、グルメ記事や旅行関連記事など多岐にわたる記事のライティングまた、中国語翻訳に携わる。夫の仕事の関係で中国と日本を行き来する生活をはじめ、年に数か月主に中国の南方で生活している。女性ならではの視点で、今の中国を紹介する。

著書
人気コラムTOP5(24時間)


カテゴリ:時事 | 生活・習慣 | 交流・人材 | 法律 | 地域 | 業界動向 | 企業戦略 | SNS | WEB | 物作り | 訪日観光 | 経済 | ASIA


Facebookページにご参加ください


更新情報やランキング情報、その他facebookページでしか配信されない情報も届きます。下記より「いいね」を押して参加ください。




中国ビジネスヘッドラインの購読にはRSSとtwitterが便利です


中国ビジネスヘッドラインの更新情報はRSSとtwitterでもお届けしています。
フォローして最新情報を見逃さないようにしてください。


 RSSリーダーで購読する   

メルマガ登録

 アクセスランキング(24時間)
  • もっと見る / 週間ランキング / 月間ランキング
  • 新着記事
    PR
    メルマガ登録