中国人はなぜ空港で暴れるのか? ―それでもルールを守りますか?


 「悪天候で足止めされた中国人観光客が空港で暴れた」というニュース、やっぱり中国人の民度は低いのでしょうか?

 この問題について冷静に分析された記事に基づいて、中国在住者の視点からの補足の第2弾をお届けします。(第一弾


≪ターミナル内で過ごす中国人たち(微博に投稿された画像) 画像元:「新千歳空港で暴れた中国人乗客」騒動の真相(wedge infinity)


 今回騒動を引き起こした原因の一つに「制限区域内に留まり続けた乗客に対し高圧的な態度で退去を要求した」という部分がありました。

 確かに出国審査を済ませたロビーは制限区域内であり、安全の観点からも長時間の滞在は許されていません。

 記事でも「悪天候だから仕方がない、出国審査を済ませた制限区域内で待ち続けることはできないので再入国手続きをして空港内で待つように乗客たちを促した。」とあります。

 ではなぜ彼らはそこに留まり続けたのでしょうか?


ルールや規則の捉え方に違い




 記事によると「また再入国をすれば再度入国審査の列に並ばなければならないことを嫌って大部分の乗客が制限区域内にとどまり続けた。」

 そう、理由は簡単「面倒くさい」からです

 人は誰でも、どの国の人でも面倒を嫌います。ただ「それでもルールを守る」のが日本人なら「それならルールには従わず抜け道を探す」のが中国人です

 もし中国で同じことが起きたら、誰も再入国しないでしょうし、係員もしつこく退去するようには求めないでしょう。理由は「係員も面倒なことをしたくないから」(笑)(もしくは警察が出てきて強制排除するかどちらかでしょうね。)

 とにかくどんなに不利益が生じてもルールなら仕方ないとあきらめて従うのが当たり前の日本人にとって、それがルールでも何とかすり抜けようとする中国人は奇異に映るのは仕方のないことだと思います。

 ただ、だからと言って記事にあるように「高圧的な態度をとり、“制限エリアから出ると寝る場所がない”と訴えても、“あなたたちの自業自得だ”と言われ、多くの中国人が反発を覚えた。」…これでは問題は悪化する一方ですよね。

 爆買いの影響で両国の距離が近くなった今、お互いの習慣や見方の違いを理解し、「どちらが良い・悪い」ではなくそれを受け入れ、見合った対応ができるよう心掛けたいものです。(執筆者:高山 翔)


高山 翔

高山 翔
http://www.chinabusiness-headline.com/author/stakayama/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター
日本から中国大陸へ渡り、現在福建省福州市郊外(バスで2時間)の田舎住まい。都市部での日本語教師を経て、あまりにも愛すべき中国の田舎に魅了され、中国の田舎の魅力をPRするライターを目指す。

著書
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