中国のクリスマスは、ケーキよりも「りんご」! 飛ぶように売れる理由とは


 12月前からクリスマスに向けて盛り上がりが加速する日本ですが、中国は12月25日前の一週間前あたりから、と少し遅めの印象です(地域性もあります)。

 中国では家族や親族とではなく、友人や恋人と集まる時とされています。様々な場所でのクリスマスイベントも増え、クリスマスと年末を合わせた商戦も活気づいています。

クリスマスツリーが店舗入り口にあるお店が増えてきました。セールも行われています。

≪クリスマスツリーが店舗入り口にあるお店が増えてきました。セールも行われています。≫


クリスマスイベントで子どもたちのダンスが披露されています。

≪クリスマスイベントで子どもたちのダンスが披露されています。≫


 数年前と比べると、店の前にクリスマスツリーを置いたり、サンタクロースのステッカーを張ったりと飾り付けが増えてきました。

 ケンタッキーやピザハットなど外資系のみならず、地元の商店でもクリスマス仕様の飾り付けになっています。

「りんご」が飛ぶように売れる


 特徴的なのは、クリスマスシーズンに「りんご」が飛ぶように売れることです。日本でりんごが注目されることはありませんが、中国語に由来する独特の習慣と言えます。

 クリスマス・イヴは中国語で「平安夜(ping an ye)」といい、平安の果実(平安果)として発音が似ている「りんご-苹果(ping guo)」を食べることによって平安を願うそうです。

 クリスマス・イヴには互いに「平安に一生を送れますように」という意味を込めてりんごを贈り合うのです。

ラッピングされるリンゴ


 この時期のスーパーでは、種類豊富にりんごが取り揃えられ、値段も高めに設定されています。りんご一つを箱に入ったプレゼント用や、リンゴがラッピングされているものもあります。パッケージはサンタクロースやモミの木の絵柄などカラフルです。

 中国人は言葉の縁起の良し悪しを気にするので、「平安」や「福」などの文字入りのりんごは「平安・圣诞果」として売られています。

 栽培する過程でりんごの表皮に文字を施しているので、通常の倍の値段だそうです。それでも多くの中国人が喜んで購入しています。

いつもよりも種類が豊富です

≪いつもよりも種類が豊富です≫


箱に入ったりんごと「平安」「福」の文字が書かれたりんごが売られています。

≪箱に入ったりんごと「平安」「福」の文字が書かれたりんごが売られています。≫


「何元以上のお買い物でりんごを一個プレゼント!」


 こうした習慣を踏まえ、社員たちにりんごをクリスマスプレゼントとして配給する会社もあります。12月24日には「何元以上のお買い物でりんごを一個プレゼント!」といったイベントもよく見かけます。

いくら以上のお買い上げでりんご1個プレゼントのイベント

≪いくら以上のお買い上げでりんご1個プレゼントのイベント≫


 こうした習慣をインバウンドでりんごの販売を増やすといった商戦に活用するなら、中国人に喜ばれるかもしれません。(執筆者:桜井 まき)


桜井 まき

桜井 まき
http://www.chinabusiness-headline.com/author/msakurai/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター。これまで美容関連、グルメ記事や旅行関連記事など多岐にわたる記事のライティングまた、中国語翻訳に携わる。夫の仕事の関係で中国と日本を行き来する生活をはじめ、年に数か月主に中国の南方で生活している。女性ならではの視点で、今の中国を紹介する。

著書


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