何でも「粗悪品」と思わないで…実は柔軟で合理的な中国人の発想


 「中国製品」というと「粗悪品」というイメージが付きまといます。実は筆者もその点あまり信用していない(できない)のが実情です。でもそんな先入観がありすぎると失敗する(こともある)、今日はそんなお話です。

電源増設タップ


 日本と違い中国の電化製品プラグにはいくつかの種類があります。そのためコンセントもそれに対応できるよう以下のようになっています。

画像①中国の標準コンセント

≪中国の標準コンセント≫


 基本上と下、二芯タイプと三芯タイプ2種類使える仕様で、おおむねすべての形に対応できるようになっています。でも、同じ形状のプラグ2種類は使えません。

 例えば日本のような二枚板のプラグを上下で使うことはできないわけです。そこで登場するのが「増設タップ」という便利グッズです。日本から持って行った電化製品の多い(つまりプラグの形状が二枚板のものが多い)筆者もさっそく買ってみました。

画像②秘密兵器増設タップ

≪秘密兵器増設タップ≫


 ちなみに裏はこのようになっていて、これで上下ともに二枚板タイプが使えます。で、使い始めて一つ問題が…

画像③粗悪品?グラグラ…

≪粗悪品? グラグラ…≫


 グラグラ…(笑)

「やっぱり中国の製品は粗悪だね~」、「でも使えるからまあいっか」と今回は無視することに。

画像④上の2枚板部分に挿しました、増設でになってない

≪上の2枚板部分に挿しました、増設になってない…≫


 「増設」と言う割には結局増設できていない?(単に二枚板タイプが二段使えるようになっただけ?)

 「もう少しずらして使えるようにすれば三段になるのにな~」、「造りが甘いというか適当だね~」、「まあ目的は達してるからいっか」とこれも無視。


ところが…粗悪品ではく「設計」だった


 ところが数年してつい最近発見しました! じつはこの「グラグラ」、粗悪品ではなく「設計」だったのです

 「角度をVの字に調整」(グラグラではなく角度調整ができる仕様!)して下の段、Vの部分に挿せば…「何ということでしょう!」…二段だったコンセントが三段に。

画像⑤本来こう使います

≪本来こう使います≫


画像⑥めでたし、まだあと一つ挿せます(笑)

≪めでたし、まだあと一つ挿せます(笑)≫


これでたくさんの電気製品が使えます。(逆にこれだけタコ足させて大丈夫なのか不安ですが。)

まあつまりは「粗悪品だと思っていたのに実は柔軟性のある設計だった」のに数年たってやっと気づいた、ただそれだけの話なのですが、中国製品というと何でも「粗悪品」とレッテルを張り、そういう先入観で見るのは良くないな、(安全面はともかくとして)と気づかされた経験でした。(執筆者:高山 翔)


高山 翔

高山 翔
http://www.chinabusiness-headline.com/author/stakayama/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター
日本から中国大陸へ渡り、現在福建省福州市郊外(バスで2時間)の田舎住まい。都市部での日本語教師を経て、あまりにも愛すべき中国の田舎に魅了され、中国の田舎の魅力をPRするライターを目指す。

著書


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