「約束のキャンセル」に見る文化の違い 中国人がドタキャンする驚きの理由とは



 ビジネスは契約で成り立っています。当然キャンセルなども発生するわけですが、今日は日常生活に見る「キャンセルの仕方」から両国の文化の違いについて考えてみたいと思います。
ちなみに広い中国、地域によって習慣も全く異なりますのでその辺りはご容赦ください。

 こちらに来てしょっちゅう感じることは「先○○吧」(とりあえず○○しましょう)「到时再说」(その時にまた話しましょう)という言い方にも表れるように「前もって計画を立てたり考えたりする習慣がない」ということ。

 当然直前になってキャンセルを含めいろいろ変更が生じます。特に痛いのが「ドタキャン」。こちらとしては前もって約束し、その約束に沿って他の計画を入れているので突然キャンセルされるととても困ります。

 もちろん本当に仕方のない時もあるのですが、実はキャンセルされた後「…ん? それってもう少し前から分かってなかったかい??」的なことがこれまたよくあるのです。筆者も結構これでカチンときたことが何度かあります。だって日本なら分かった時点ですぐに知らせますよね。でないと相手に迷惑がかかると思うからです。

 でも中国人の思考は少し違っているようです。

 どうやら「あまり前もって(前日も含む)キャンセルすると誠意がないと思われる」(メンツがない?)というところがあるようなんです。結果、「けっこうギリギリまで頑張って調整したんだけどダメでした」=ドタキャンとなるわけです。だから彼らがドタキャンする時は幾つもその理由を並べ立てます。

 もしかしたら「あなたのためにそれだけ頑張ったんだけどダメだった」とこちらのメンツを立ててくれているのかもしれません。

 こう考えると「相手のために早めに知らせる」日本と、「相手のためにギリギリまで頑張る」中国、まあ文化の違いでどちらも相手のためであることに変わりはないようです。(本当にギリギリまで頑張っているかどうかは別ですが。)

 ビジネスのキャンセルは特にトラブルの原因にもなりかねませんのであらかじめ理解しておくと良いかもしれません。(執筆者:高山 翔)


高山 翔

高山 翔
http://www.chinabusiness-headline.com/author/stakayama/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター
日本から中国大陸へ渡り、現在福建省福州市郊外(バスで2時間)の田舎住まい。都市部での日本語教師を経て、あまりにも愛すべき中国の田舎に魅了され、中国の田舎の魅力をPRするライターを目指す。

著書
人気コラムTOP5(24時間)


カテゴリ:時事 | 生活・習慣 | 交流・人材 | 法律 | 地域 | 業界動向 | 企業戦略 | SNS | WEB | 物作り | 訪日観光 | 経済 | ASIA


Facebookページにご参加ください


更新情報やランキング情報、その他facebookページでしか配信されない情報も届きます。下記より「いいね」を押して参加ください。




中国ビジネスヘッドラインの購読にはRSSとtwitterが便利です


中国ビジネスヘッドラインの更新情報はRSSとtwitterでもお届けしています。
フォローして最新情報を見逃さないようにしてください。


 RSSリーダーで購読する   

メルマガ登録

 アクセスランキング(24時間)
  • もっと見る / 週間ランキング / 月間ランキング
  • 新着記事
    PR
    メルマガ登録