”春節”あれこれ〜今年の春運状況をレポート〜


 今年も春節が終わりました。

 年末年始に皆が一斉に帰省するのは日本と同じなのですが、そこは世界最大の人口を誇る中国、その数が半端ありません。この時期活況を呈する運輸状況を「春節時期の運輸」略して”春運”と言い、各機関協同して特別シフトが敷かれます。

 今日はこの時期の(田舎の)運輸状況をお伝えしたいと思います。


人数超過


まずは画像(1)、2014年の記事から駅の切符売り場の様子です。この時期の混雑ぶりがわかる一コマです。

①切符売り場

≪切符売り場≫

画像元:http://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MzA4MzE2MTkxOQ==&mid=10013306&idx=4&sn=f88c14d472af80410a329ec8b00fcec8

 これだけの人数が移動するこの時期、交通機関にとって台数を増やして対応するにも限界があります。

 そこでどうするかというと…「積載人数オーバー」(笑)例えば私の住む田舎では画像のような定員15人程度の中距離バスがあるのですが(画像(2))、これなどは座席真ん中の通路にプラスチックの椅子を置いて20人くらい乗せて走ります。

②こんなバン

≪こんなバン≫


 今回写真が撮れなかったので”百度”で探したらありました(画像(3)笑)どこでもやってるみたいですね…ウソじゃなく本当にバンの狭い通路に椅子を並べて座らされます。日本だと確実にアウトですよね…

③中のイメージ(実際はもっと狭い)

≪中のイメージ(実際はもっと狭い)≫

画像元:http://news.163.com/08/0210/02/44AAFSA5000120GU.html


路線バスで何でも運ぶ


 この時期は帰省客のために皆が買い物をしますので、特に海鮮関係は商売繁盛です。

 と言っても自家用車はまだまだ一部の人しか持たない中国(の田舎)、仕入れた海鮮の移動手段はなんと路線バスです。

 この時期は載せる量も半端ありません。この時期は乗るたびに色んな荷物と遭遇しますが、この日はカゴいっぱいのカニ(しかも三つ分)でした。(画像(4))ちなみに運賃は荷主一人分で追加料金無しの親切価格。

④カニと牡蠣と乗客

≪カニと牡蠣と乗客≫


 ちなみに(田舎の)路線バスでは「荷物のみの乗車」もOK。画像にある白いバケツの中身は剥いた牡蠣、荷主は運転手に「〇〇で受け取る人が待ってるから」と送料を払って物だけ載せて降りていきました。どんな料金体系になっているのでしょう?

 当然どちらも匂いがそれなりにするのですが、誰も文句は言いません。寛大な大陸の懐の広さを感じるひとコマです。

 このように「春節」といえば花火や爆竹が話題になりますが、帰省人口の多さに比例して各輸送機関もかなりダイナミックなことになっているのです。(執筆者:高山 翔)


高山 翔

高山 翔
http://www.chinabusiness-headline.com/author/stakayama/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター
日本から中国大陸へ渡り、現在福建省福州市郊外(バスで2時間)の田舎住まい。都市部での日本語教師を経て、あまりにも愛すべき中国の田舎に魅了され、中国の田舎の魅力をPRするライターを目指す。

著書


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