花火に爆竹、街中が赤色に染まる「中国の春節」を体験してみた


赤一色の春節


対聯 スーパーでも縁起がいいとされる対聯を買うことができます

≪縁起がいいとされる「対聯」 スーパーでも買うことができます≫


 中国の春節の時期は、街全体が赤色で飾り付けられます。初めて見たときはどこを見ても赤・赤・赤なので、あっけにとられたほどです。

 スーパーでもお年玉袋や「福」と書かれた赤いひし形の紙が所狭しと売られています。

 下着コーナーでは、真っ赤なパンツや肌着が普通に売られています。その他の消耗品もほとんどが赤。招福と悪霊をはじくという意味があるため、好んで赤色が用いられるそうです。

本屋のオブジェ 至る所で赤いオブジェが人目を引きます

≪本屋のオブジェ 至る所で赤いオブジェが人目を引きます≫


縁起のいい文字入りです

≪縁起のいい文字入りです≫


 それで、中国で販売促進を狙うなら、商品のカラーバリエーションの中に「赤」を入れるのがおススメだと思います。また、「金色」も中国人に人気があります。


花火と爆竹を体感してみた


 春節で有名なのは花火と爆竹ですが、招福と悪霊退散としてダブルの効果が期待されているそうです。日本でもこの時期の花火によって中国の大気汚染が懸念され、報道されています。

 実際に中国に滞在しているとどうなのでしょうか?

 多くの都市では規制されているにもかかわらず、大晦日から数日間、昼も夜も花火と爆竹が鳴り響きます。規制のため路上での花火は減ったように感じますが、うちのマンションの敷地内では変わらず、爆竹と花火が打ち上げられています。

花火 マンションのベランダから見える花火

≪マンションのベランダから見える花火≫


花火 マンションの敷地内で花火が打ち上げられます。

≪マンションの敷地内で花火が打ち上げられます≫



爆竹 マンションの一回では爆竹が鳴り響きます

≪マンションの一階では爆竹が鳴り響きます≫


 ベランダから真近で見る花火を「キレイ」と眺める余裕があるのは、初めの20分だけ。その後は騒音にしか感じません。明け方の四時でも爆竹が聞こえ、年越しは睡眠不足になります。

 窓の下で打ち上げられる花火を窓越しに見ていると、真向いのマンションのベランダに花火から飛び火が移り、何かが燃え出しました。

「火事だ! どうしよう…」

 とオロオロしながら見守りますが、その間も敷地内では爆竹と花火が打ち上げられています。10分ほどで火は自然と消えましたが、中国全土でこの時期に火事が起きるのは仕方がないのかもしれません。爆竹のごみは、自分で片づけると縁起が悪いということで、朝清掃員が来るまで放置されます。


日に日に少なくなる鶏の鳴き声


 春節の時期には多くの人が実家に帰るため、様々な商店が閉まります。大型スーパーなどは開いていますが、市場も閉まるので、大半の中国人は春節一週間前から食材を買って備えるようです。

 場所によっては生きたニワトリを前もって購入し、春節の一週間の食材として準備しておくところもあります。友達のマンションでは、春節前にこんな張り紙があったそうです。

「詰まる危険があるので、衛生上ニワトリの羽をトイレに流さないでください」

 そのマンションでは、春節当日の朝方聞こえていた鶏の鳴き声が、日に日に少なくなっていった(食べられていった)そうです

 中国人にこのことを話したところ「トイレならゴミが流せるし、掃除も楽でしょう?」と答えが返ってきました。一般人がニワトリを捌けるだけでも驚いたのですが…彼らにとっては、合理的な方法なのかもしれません。

 春節は中国の文化を存分に体験できる一大イベント。中国に関わりを持つ人であるなら、春節を一度でも体験すると中国人との距離も縮まりますし、自分の視野を広げられると思います。(執筆者:桜井 まき)


桜井 まき

桜井 まき
http://www.chinabusiness-headline.com/author/msakurai/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター。これまで美容関連、グルメ記事や旅行関連記事など多岐にわたる記事のライティングまた、中国語翻訳に携わる。夫の仕事の関係で中国と日本を行き来する生活をはじめ、年に数か月主に中国の南方で生活している。女性ならではの視点で、今の中国を紹介する。

著書


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