京都を訪れた中国人観光客が抱く素朴な疑問


 日本では、爆買いなどで日本の経済に影響を及ぼすようになっている中国人観光客ですが、一年に100万人以上の中国人観光客が日本に押し寄せるようになって、かれこれ5年が過ぎようとしています。2010年より、中国人観光客に対するビザの発給の要件が緩和せれたこともあり、訪日中国人数が増加しています。

 最近では、日本旅行のリピーターも増え、買い物だけでは満足しない中国人観光客が増えました。

 中国人観光客が行ってみたい場所にあげられるのは、北海道や沖縄など自然を楽しむことができる場所や、ディズニーランドなどのテーマパーク、 文化遺産に登録されている岐阜県白川村などがあります。もちろん、花見や紅葉などを楽しみたいという人も少なくありません。そんななかで、とても人気のある観光地といえば、京都です。

 中国には、歴史を感じさせる観光地が各地にありますが、保存状態がいいものは多くありません。また、どうしても近代化や新しいものほど良いという考え方に押されて、歴史的建造物や伝統の保存がおろそかにされていることも少なくないのです。中国には5000年もしくは6000年の歴史があると大きな声で叫んでいるにも関わらず、現実は厳しいものとなっています。

 そのため、古い歴史や伝統を上手に守っている京都に、多くの中国人に観光客はぜひ行ってみたいと思っています。では、そんな中国人観光客が京都を訪れて、どんなことを感じるのでしょうか。

 幾人かの京都観光に行ったことのある中国人に、聞いてみました。

 まず、どの人も第一声は、「綺麗だった」と言います。

 何が綺麗なのかというと、歴史的建造物と自然の調和です。整えられた日本庭園など、自然を生かした景色を作っているところに感銘を受けるようです。また、京都の古い町並みや、和服を着ている人を見て嬉しかったという人もいました。


<観光客が目を奪われる京都の情景>


 中国から京都を訪れる人の大部分が訪れている場所は、清水寺と金閣寺です。金閣寺の感想を聞いてみると、こんな質問が出てきました。「金閣寺の壁は、本物の金ですか」、「壁が金の板でできているんですか。それとも、金箔でしょうか」「金、何円分ですか」。


<金閣寺覆うのは本物の金箔>


 さすが、金とお金が大好きな中国人です。中国人の多くは、金1グラムいくらか把握していたりします。そんな彼らにとって、金閣寺一軒分の金の量や、値段はぜひ知りたい情報のようです。(執筆者:大西 秀明)


大西 秀明

大西 秀明
http://www.chinabusiness-headline.com/author/hohnishi/

編集部ライター
ちょっとスパイスの効いた人生をかなえようと、2008年より中国・広東省在住。人間味あふれる中国の人たちとのコミュニケーションを楽しむ日々。中国での業務経験からの情報を交えつつ、今の中国を支える人たちから見る中国世相について、お伝えしていきたいと思います。

著書


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