2015年度上海市企業昇給指導ラインに関する通知



 上海市2015年度の経済発展、消費者物価、就労状況、人件費及び2014年度の給与水準等を総合的に考慮の上、上海市人力資源(マンパワー)·社会保障局が2015年7月13日付けで『2015年度上海市企業昇給指導ラインに関する通知』(滬人社綜発[2015]27号、原文リンク1を参照)を公表し、主な内容は次の通りである。

一、昇給指導ライン

 2015年度上海市(以下、本市と言う)企業の昇給指導ラインは、平均ラインを10%、上限ラインを16%、下限ラインを4%とする。

二、指導意見
 1、企業は、経済利益に合致できるような正常的な昇給制度を設立し、積極的に従業員代表大会或い 
   は従業員全員大会などで討議をした上、合理的に昇給水準と職場別による昇給幅を確定するよう
   に推奨する。
 2、効率と公平を共に考慮の上、経営状況が正常で業績がやや良好で且つ平均給与水準がやや低い企業は、やや高めの昇給幅を推奨する。平均給与水準がやや高い企業は、低い昇給幅を確定してよい。経営が困難である企業は、昇給指導下限ラインの4%を下回ってよい。
 3、企業が昇給を確定する際、給与水準が低い生産(サービス)最前線に就く従業員の給与水準を引き上げることに力を入れなければならず、最前線従業員の昇給幅は、本企業従業員給与の平均昇給幅を下回ってはならない。

説明:
1、本通知でいう指導意見は強制的ではない。よって、企業が実情に準じて本通知を実施するか否かを決定してよい。

原文リンク:
1、『2015年度上海市企業昇給指導ラインに関する通知』
    以上(執筆者:呉 偉民)


呉 偉民

呉 偉民
http://www.ask-sh.com

上海アスカ企業管理諮詢有限公司 代表取締役
2000年千葉大学修士課程修了。その後日本にて就職、2002年帰国後大学教員を経て、2006年1月、日系企業の中国進出支援、財務、税務、法務コンサルティングを目的とした会社、上海アスカ企業管理諮詢有限公司を設立、代表取締役に就任。独自のネットワークとソリューションを活用して、製造メーカー、小売流通企業、飲食店舗、食品メーカー等多岐にわたる約100社余り日本企業が直面する諸課題(税務・財務・法務戦略立案、最適な組織再編計画の立案とリスクチェック、海外事業のコンプライアンス体制構築、M&Aや資本提携等)のアドバイザリー業務では、豊富な専門知識と経験を有している。また上海市各区の政府部門および長江デルタの関連経済部門の事情を熟知し、税務当局関係者と太いパイプを築き、現在まで良好な関係を有している。

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