料理の頼み方にみる中国人と日本人のおもいやりの違い


 「中国人は嘘つきで自分の事しか考えない」。中国人とそこそこ深い付き合いをした事がある日本人の半分以上の方はそのような印象を持たれるのではないでしょうか?

 中国人、確かに自分勝手です。

 「他人を思いやる」、「人の迷惑になるような事は控える」といった意識は低い(そういう意識が高い中国人ももちろん沢山いるのですが。。)のが中国人の一般形ですから、残念ながら悪い印象を持つ日本人が多いのが現状です。

 ですが先日、中国人の友人と食事をしている時に筆者が経験は、中国人を知る上で非常に面白い経験でした。

 その概略を今回はご紹介してみたいと思います。



「2人が食べたいものを頼みましょう」


 筆者は1年ほどの付き合いになる30代の男性中国人と食事をしていました。レストランでメニューを見ながら、何を頼もうか彼と相談です。

 彼は、「ここのレストランは量が多いから、6品も頼めば量は十分だよ。あなたは何が食べたい?」と私に問うてきます。

 私は「じゃあ、3品、私が食べたいものを選ぶから、あなたも3品選んで、お互いにツマミっこすればいいんじゃない?」と答えました。すると。彼は怪訝そうな顔をして私にこう言いました。
「2人が(これがいい)と思ったものを6つ頼みましょうよ。日本人ってそういう風に頼まないのかい?」
 異文化ギャップが大好物な私は、彼の意外な反応にすっかり「取材モード」に入ってしまっていたのでした。


僕らは友達。だから、2人が食べたいと思うものを頼もうよ


 異文化ギャップに触れてすっかり嬉しくなってしまった私。

 ニコニコしながら、「へえ、中国人って面白いね。そういう風に考えるんだなあ」と彼に問うと、
「だって、僕らは友達なんだから、2人で美味しいものをシェアしなきゃ楽しい食事も楽しくなくなるじゃないか」
 とこう答えます。カンタンにまとめると日本と中国の”おもいやり”の違いはこんな感じだと思います。
日本人的おもいやり:6品頼むのであれば、3品は相手にも好きなものを選ばせてあげようと相手の好みを尊重。

中国人的おもいやり:6品とも2人が好きなものを選んで注文する段階から一緒に時間を過ごす喜びを分かち合う。

 以前紹介しましたが、中国人は「他人はゴミ以下、友達は宝物」が基本的な考え方です。友達だからこそ、宝物だからこそ、レストランの注文1つとっても喜びを分け合いたいと思う中国人的なおもいやりの表現方法。

 こういう異文化ギャップに遭遇するからこそ、中国滞在は楽しくてしかたがないのです。(執筆者:高橋 亮)


高橋 亮

高橋 亮
http://www.chinabusiness-headline.com/author/rtakahashi/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター
中国在住5年 実際に中国のローカル企業にて営業職を行う。
中国人のフィアンセがおり現在結婚を前提に同棲中。

著書


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