「超セレブ中国人」の、ちょっと勘違いしないで欲しいんですけど…不動産編


 この話は私たちが、富裕層を対象とするメディカルツーリズム仲介事業を行う中で、または私の知人から聞こえてきた話です。

注:最近よくお間違えになり、問い合わせを頂きますが、不動産業者ではないので業務提携まではちょっと遠慮させていただきます。(笑) 


超セレブ中国人が東京の不動産を買う本当の理由


 中国人富裕層が円安の影響で、また東京オリンピック開催の影響で東京の不動産投資を活発に行っている…。最近よくそんな話を耳にします。

 確かに、最近台湾の富裕層らが、投資のために東京の高層マンションを何箇所か買い占めたようですが、では、大陸の超セレブはどうでしょう。

 大陸の超セレブが東京の物件を購入する理由は、私が聞いたかぎりでは資産分散とホテルの替わりに使用する、というものしでした。

 つい先日、東麻布で6億円の物件を即決で決めた知人も、東京のホテルは狭いから、来日するときの宿泊場所が欲しいという理由で購入していましたが、購入の際に投資の“と”の字もでてきませんでした

 多くの超セレブが実際このような理由で不動産を買っており、投資には固執しないのです。

 これは余談ですが、大陸の超セレブ中国人は基本的に、東京より先に欧米や香港で不動産を購入していますが、その理由の大前提には、日本が地震大国であるということがあるようです。(それに比べて台湾は地震も頻繁にあるので、抵抗もなく初めての海外不動産購入が東京ということが少なくないそうです)



物件購入時は風水師に頼りっぱなし!?


 私が知っている超セレブ中国人の多くは、自身が利用する物件を内覧する際に必ず同行させるものが。それが風水師です。チップを50万元ほど払い中国から同行させており、数多くの豪華な物件を内覧する中で風水師がいいと言わないと、購入しないのです。

 超セレブ中国人ターゲットの物件は風水を気にすると、もしかしてもしかすると勝ち星を得られるかもしれません。


超セレブ中国人だって人間だもの


 中国人富裕層が東京の物件を大量に購入していると、最近ニュースでよく流れていますが、どうでしょう。大陸在住の方が日本の物件を購入するのは簡単ではありません。超セレブだったら出来るでしょう、ってできますが、日本以外の先進国の不動産を買うよりも全然面倒なのです。

 皆様はとうにご存知だと思いますが、中国からの送金には制限があります。

 ですから、中国人富裕層の日本への送金方法は主に
(1) シャドーバンクを使う
(2) 日本に会社を設立
(3) 中国国外へ住んで移住先国の銀行口座を持つ
 この3つになるわけですが、弊社ではもちろん正規ルート(?)の(2)と(3)の方法を用いていますよ。(笑)

 そして実は、中国から日本への送金には、制限だけでなくさらに理由があります。

 それが(1)のシャドーバンクです。超セレブ中国人の送金額に対応できる大きなシャドーバンクは日本にはありません。

 しかしアメリカや香港にはあるんですねーこれが。なので、もし日本に大金を送金する場合は香港のまずシャドーバンクに送金し、それから日本に送金と遠まわしにする必要があるわけです。

 日本への送金が制限されている限り、東京は香港の不動産バブルのようになることはないでしょう。

 さて、超セレブ中国人は、なぜ東京で不動産を購入するか。円安だから買いやすい、というのは彼らにはほんの小さな理由で、資産分散、欧米不動産はもう買ったから、日本によく来るからその時にちょっと泊まるところが欲しい(ホテルは狭すぎるから)。そんなところでしょうか。(執筆者:夏川 浩)


夏川 浩

夏川 浩
http://www.brisian.co.jp/

ブリジアン株式会社 代表取締役。
北京出身、中国系日本人。千葉大学工学部卒業後、一部上場IT企業と一部上場印刷会社で国際営業に従事、中国において政府・メディア・企業経営者等に幅広い人脈を持つ。
2011年にブリジアンを設立、新華社・CCTV・瑞麗をはじめ中国の多くの大手国営メディアと提携し、日本企業の中国でのプロモーションやマーケティングをトータルでサポートしている。特に中国富裕層に対するアプローチを得意とし、日本への誘致や中国での高額品販売イベント・富裕層パーティーなどを手がけ、多くの成功事例を作る。
2014年には国際医療交流コーディネーターとして認定され、日本の最先端医療を求める中国人患者に円滑な渡航を支援している。
ブリジアンは日本国内において中国富裕層の集客から来日後の対応など、ワンストップで対応できる業界の第一人者である。

著書


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