中国人はなぜ大量の荷物を器用に持ち運ぶことができるのか?


 最近、中国人観光客の「爆買い」が話題になっているようですが、今日はその爆買いのベースになっていると思われることを(あくまで福建省田舎視点で)ご紹介します。


過積載なんてへっちゃら


 私が中国に来て驚くことの一つが、中国人はとにかくたくさんの荷物を抱えて移動する(できる?)ということです。

 日本ではどこに行くにも車で、荷物も楽々運べましたので、引っ越しでもない限り荷物の量なんて深く考えたことがありませんでした。私も中国に来たはじめは毎回の買い物で、徒歩でしかも両手に荷物を抱えて帰ることをかなり不便に感じ、玄関先まで車で来れる日本はやはり便利だったなあとつくづく感じたものです。

 この点中国は自家用車の普及率がまだまだ低いため、一回にあまり多くの荷物は運べません。だから少量に分けて…なんていうのは日本人の発想で、現地の人たちは実にたくましく多くの荷物を運んでいます。当然徒歩やバイク、バスになりますが、器用に大荷物を抱えて移動します。

頑張るおばあちゃん

≪器用に荷物を運ぶおばあちゃん≫


後ろの人がリヤカー引いてます

≪よく見るとバイクの後ろに乗っている人が両手でリヤカーを引いてます≫


 以前に一度、バイクに二人乗りして間にファンシーケース(服を掛けるビニールロッカーのようなもの)を挟んでいる人を見ましたし、バイクに二人乗りして後ろに乗った人がリヤカーを引っ張っているケースもあります。人間不便になると色んな事を考えだすんだなあ、と感心させられます。


そして人間も…「過積載」


 そんな中国(の田舎)で一番便利な乗り物はやはり「バイク」でしょう。いつでも行きたい時に行きたい場所へ行けますし、荷物もかなり積めます。

 街角には「バイクタクシー」(もちろん白タク行為)が溢れ、人々は足代わりに常用しています。また友達同士、家族でのお出かけ、バイクがあるだけで生活はかなり便利になります。という訳で、中国のバイクは二人乗り以上が基本です(笑)。もちろんヘルメットなんてかぶりません。(笑)

バイクタクシー

≪これがバイクタクシー ヘルメットが微かにタクシーっぽい?≫


親子3人とお友達2人

≪普通のバイクでも2人乗り、3人乗りはあたりまえ≫


小さめスクーターに3人

≪雑技団の方ではありません。一般人です。乗り方は芸術の領域≫


 また車も当たり前のように過積載状態、一度見かけたのですが、目の前に停まった車(カローラクラスのいわゆる普通乗用車)の後部座席から五人ほどの大人が荷物を持って降りてきました。はじめは何気なく見ていただけだったのですが、あまりにも次から次へと降りてくるのでびっくりしました。「いったいどういう風に座っていたのだろう」と後でおかしくなったのを覚えています。

 爆買いが話題になっていますが、爆買いしたら大量の荷物を持ち帰らなければいけませんよね。彼らは普段から大量の荷物を持ち運ぶことに慣れているので、段ボールにいれたり、普通の大きな布バッグに入れたりして普通に持ち帰ってしまうのです。

 そう言えば、飛行機に比べ重量制限の少ない「爆買い」クルーズツアーも人気なのだとか。日本人なら「無理」とあきらめてしまうところですが、このたくましさは普段の不便な生活で鍛え上げられたものなんです。(執筆者:高山 翔)


高山 翔

高山 翔
http://www.chinabusiness-headline.com/author/stakayama/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター
日本から中国大陸へ渡り、現在福建省福州市郊外(バスで2時間)の田舎住まい。都市部での日本語教師を経て、あまりにも愛すべき中国の田舎に魅了され、中国の田舎の魅力をPRするライターを目指す。

著書


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