中国の年末事情(2) 田舎では省外ナンバーの車が溢れてきました


 みなさんいかがお過ごしですか? こちら中国では年の瀬を迎えてますます慌ただしくなってきました。今日も引き続き、中国の年末事情をご紹介していきます。


民族大移動


 日本もそうですが、年末年始には帰省して、家族親族と過ごす方が多いですよね。これは中国も同じです。ただ、13億人の人口を抱え、日本の25倍の面積を誇る中国人の年末の移動は半端ありません。

 ある統計では、この時期移動する人数は延べで34億人。少なく見ても5億人以上が帰省や旅行で移動する、とのことです。この短い期間に一気に日本人口の何倍もの人が移動するわけですから、これはまさに「民族大移動」です。

バス待ちの列

≪帰省のためにバスに並ぶ人々≫



帰れば1~2か月は当たり前?


 この帰省がまた大がかりで、自分で店を開いている人たちなどは平気で1~2か月店を閉めて帰省してしまいます。恐らく実家があまりにも遠くめったに帰れないため、せっかく帰るなら故郷でゆっくり時間を過ごしたい、という心理が働くのだと思います。

行きつけの食堂


 写真は私が普段行きつけの食堂(黄色い扉の店)で、店主は北京のお隣の山西省の方ですが、今年も早々と帰省してしまいました。去年もそうでしたので、おそらく1か月ほど帰ってこないと思います。

 そして私の住む町は田舎ですので、どちらかというと人が帰省して来る側になります。もう帰省してきた人たちもいて、街を歩くと多くの省外ナンバーの車を目にします。(写真参照)とにかくいつも以上に人や車があふれていて、あちこちで渋滞が発生しています。

 そもそも最近まで自動車を持つ人があまりいませんでしたので、街の構造が自動車の普及に追いついておらず、道幅が狭かったり駐車スペースがなかったりで、すぐに渋滞が起きてしまうのです。賑やかというと聞こえはいいですが、実際はクラクションの音が街中にあふれています(苦笑)。

マカオから

≪こちらはマカオから≫


四川省から

≪こちらは四川省から≫


そして「爆竹」、「花火」


 年末を迎え、欠かせない準備の一つが「爆竹」、「花火」です。中国人は本当に爆竹が大好きで、めでたいこと、不幸、とにかく何かあるとすぐに爆竹を鳴らしますが、春節の時期は特別です。旧暦の1月1日午前0時を迎えた時の爆竹と花火は特筆ものです。

 新年を迎える準備のため皆が爆竹を買い求めるため、街にはあちこちに急ごしらえの臨時「爆竹・花火」屋が出現します。

爆竹・花火屋


 写真の店は普段別のものを扱っていますが、この時期だけ爆竹・花火専売店になります。店内に積み上げてある箱すべてが火薬(!)です。特に火気取扱いに注意しているようにも見えず、喫煙者が多くポイ捨ても当たり前の中国でこんな光景を目にすると、なんだか怖くなります。新年の爆竹・花火に関してはまた次回の記事でご紹介したいと思っています。


 新年を迎えるというのは、国や民族を問わずやはり特別なものなんですね。次回も引き続き、そんな中国の(田舎の)年越事情をお伝えしていきたいと思います。(執筆者:高山 翔)


高山 翔

高山 翔
http://www.chinabusiness-headline.com/author/stakayama/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター
日本から中国大陸へ渡り、現在福建省福州市郊外(バスで2時間)の田舎住まい。都市部での日本語教師を経て、あまりにも愛すべき中国の田舎に魅了され、中国の田舎の魅力をPRするライターを目指す。

著書
人気コラムTOP5(24時間)


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