中国の年末事情(1) 年末は大掃除に買い物に大忙し!メンツとの板挟みも


 2015年が始まって早いものでもう2か月目になります。皆さん今年はどのような年になりそうですか? こちら中国ではだんだん年末モードに入って来ました。皆さんせわしなく動いています。「え? 中国はまだ年を越していないの?」そうなんです。今日から何回かに分けて、中国の年末年始、年越し事情についてお伝えします。


基礎知識を少々


 中国では新年を旧暦で祝い、旧暦の正月を「春節」と言います。ちなみに私は知りませんでしたが、日本も江戸時代までは旧正月を祝っていたそうです。ただ明治維新で太陽暦が採用され、それから現在の太陽暦に基づく正月が祝われるようになったそうです。

 中国の人々の生活には太陰暦がまだ息づいていて、人々も生活の中で旧暦と新暦を器用に使い分けています。街角でおじさんと話していて「話はかみ合っているのに、なんだか日付がかみ合わないな」と思っていたら、彼は旧暦の日付で話をしていた、なんてこともありました。ちなみに今年は2月19日が春節に当たり、ここから国中が中国最大の大型連休に入ります。

正月用品

≪街には春節の飾りも並び始め年末モードが漂っています≫



まずは大掃除!


 皆さん年末になると何をしますか? そう、ここ中国でもみんな大掃除をします。ただ以前も書きましたが中国の家は石造りでとにかく大きいのが特徴。丁寧にやっていたのでは間に合いませんので、家の掃除は水を使って実に豪快に行います。

 まず外壁は高圧洗浄機(!)の出番です。カッパを着てあちこちに放水し一気に洗い流してしまいます。家の中はというと、ここも特に家具のほとんどない客間などは水を流して、ほこりやゴミごと外に掃き出してしまいます。ちなみに中重視で外はどうなろうとあまり関係ないようです。(笑)

洗浄機

≪高圧洗浄機で家の中に放水している様子は日本人には新鮮≫



ホース

≪一応、建物の外側もささっとホースで水をかけているおじさん≫



次に買い物


 次は年末恒例の買い物です。福建あたりの人たちは「正月のために1年間働いている」と言われるくらい食べ物から洋服、電化製品などなど豪快に買い物をします。これは「すべてを新しくして新年を迎える」という価値観に基づいているようです。ですから帰省する際も新しい服で帰らないと親から怒られるそうです。私の友達も「毎年ストレスだ」と嘆いていました。

 また、日本のお歳暮のようにお互いに贈り物をやり取りする習慣もあり、メンツを重んじる中国人らしく、普段自分たちは絶対に食べないような高価で高級なものをやり取りしています。ですから年末は何かとお金がかかって大変なようです。

 年末は雰囲気も手伝って、豪華で華やかに感じますが、実際に現地に暮らして少しずつ状況が分かってくると、その華やかさの裏でメンツとの板挟みになり何かと気苦労する一般市民像が見えてきて、何とも複雑な気持ちになります。

買い物

≪年末は抱えきれないほど豪快に買い物をする≫


 とは言えやはり年越は一年の大きなイベント、久しぶり家族・親族そろって団らんする楽しいひとときでもあります。また次回も、そんな中国の年越し事情を引き続き紹介していきたいと思います。(執筆者:高山 翔)


高山 翔

高山 翔
http://www.chinabusiness-headline.com/author/stakayama/

中国ビジネスヘッドライン 編集部ライター
日本から中国大陸へ渡り、現在福建省福州市郊外(バスで2時間)の田舎住まい。都市部での日本語教師を経て、あまりにも愛すべき中国の田舎に魅了され、中国の田舎の魅力をPRするライターを目指す。

著書


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