中国人富裕層に苦戦する中国美容整形外科医のつぶやき…


 現在、中国人富裕層の多くが日本で美容整形を受けていますが、その中で苦い思いをしているのが中国の美容整形外科医かもしれません。今回は弊社が年に2回、来日のコーディネートをしている医療現場視察医師団、中国美容整形訪問団の美容整形外科医のつぶやきを書かせていただきます。




中国医師のつぶやき(1) 韓国クリニックとの違い


 整形大国と呼ばれている韓国医療機関にも訪問した中国医師A氏いわく、
「技術の面でもそうだけど、日本の美容整形の特徴は”健全”ですわ」
 韓国の整形外科医は保険で守られているところがあり、危ない橋を渡りやすくなっているといいます。実際に韓国では修正専門のクリニックも多く、日本とはかなり異なった体制のようです。


中国医師のつぶやき(2) 初めてみた…


 中国の医師がオペを見学する際、使用する医療機器によく驚かれます。
「手術用の針と糸、ピンセット。すごく細い…」
 どれも日本の職人がつくった“世界一細い医療道具”でした。

 どの国も欧米の医療機器をそろえる医療機関が多い中、こんなところに見える日本の職人魂。こういった特徴のある医療機器に興味を持つ中国医師は多く、中国に帰った医師から、「前回訪問したあのクリニックのあの医療機器を購入したい!」という問い合わせが実はしばしばあるのです。


中国医師のつぶやき(3) 中国で出来ないなら提携


 中国人医師B氏
「あのクリニックと提携したいわ、私の医院の患者を紹介して互いに利益を得られるでしょ」 
 前回の訪問では特に美容整形においての幹細胞治療(肝細胞豊胸術)に注目していました。中国では、幹細胞において優秀な研究者を使い、また国が資金を投入して研究をしていますが、美容整形においては規制が多くあり、現時点で治療は導入できません。

 医師Bは、中国では出来ない特別な治療法を持つ日本のクリニックと提携したいと考えたようです。


 中国医療といえば、悪いニュースばかり耳に入ってきがちですが、日本の医療機関を訪問し、日中医師の交流を深める熱心な中国人医師達もいます。特に美容整形外科医は、大口顧客である富裕層を海外に逃している現状を把握し、日本の医療機関との連携を図ろうしているようです。(執筆者:夏川 浩)


夏川 浩

夏川 浩
http://www.brisian.co.jp/

ブリジアン株式会社 代表取締役。
北京出身、中国系日本人。千葉大学工学部卒業後、一部上場IT企業と一部上場印刷会社で国際営業に従事、中国において政府・メディア・企業経営者等に幅広い人脈を持つ。
2011年にブリジアンを設立、新華社・CCTV・瑞麗をはじめ中国の多くの大手国営メディアと提携し、日本企業の中国でのプロモーションやマーケティングをトータルでサポートしている。特に中国富裕層に対するアプローチを得意とし、日本への誘致や中国での高額品販売イベント・富裕層パーティーなどを手がけ、多くの成功事例を作る。
2014年には国際医療交流コーディネーターとして認定され、日本の最先端医療を求める中国人患者に円滑な渡航を支援している。
ブリジアンは日本国内において中国富裕層の集客から来日後の対応など、ワンストップで対応できる業界の第一人者である。

著書
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