世はハラールに向かう! ~マレーシア ハラール事情取材記~


 マレーシアのハラール食品の浸透度合いを調査するためマレーシアに取材に行ってまいりました。ハラールとはイスラム教徒が食べてよい食品のことですが、ハラールの考えは衣服、薬、石鹸などの身につけるもの全てに及びます。世界の人口の4分の1がイスラム教徒であることより、このハラールが世界的に注目されています。

 ここでまず、認識すべきは、イスラム教徒人口は実は中東より東南アジアの方が多いということです。マレーシアと並びハラールで注目を浴びているインドネシアには、イスラム人口が2億人以上と言われています。


マレーシアの概略


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≪画像は一番の集客スポット ツインタワー≫

面積:約33万k平方メートル(日本の約90%)

人口:2,995万人(2013年)

マレー系 62.0%、華人 21.9%、インド系 6.6%、その他 9.5%

人口の60%がイスラム教徒と言われています。

一人当たりGNI 10,500$(GNIは国民総所得)
 マレーシアは、ハラール認証制度では、世界の中心地で、日本よりも多くの流通関係者、インバウンド業界の関係者が調査に訪れている国です。マレーシアがなぜ、世界の中でこの規格制度の中心かというと国家戦略として、認証機関に国家が関与しているからであり、また、厳正な運用が出来ているかを監視するイスラム開発局という機関も行政組織の中にあります。

 そして、ハラールパークというハラール製品をつくる工業団地を設けて、税制優遇しています。マレーシア唯一の公式認証機関JAKIM(以下ジャキム)は首相府直轄の組織であり、以下のジャキムマークは認証店にも、規格基準製品にも付けられています。

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≪ジャキムマーク≫


 マレーシアの商業の中心地であるミッドバリーセンターのイオンを視察しました。かなりの商品群にジャキムマークが付けられていました。

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≪マレーシアの食品にはジャキムマークが≫


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≪ここにもジャキムマーク≫



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≪洗剤にもジャキムマーク≫


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≪飲食店でもジャキムマークを見ることができる≫


 これらの製品はイスラム教徒以外も普通に購入していており、ジャキムマークは安全性を示す基準を示すマークとして見られている気配があります。また、ミッドバリーの商業モールの飲食サービス店でも、ハラール認証店がありました。

 見分け方として、ハラール認証店は通常、アルコール類は出しません。マレーシアはハラール・ハブというこの規格を持って世界の基幹にという明確な戦略を持って政策がなされているため当面、ハラール制度はマレーシアを中心に動いていくものと思われます。(執筆者:西河 豊)


西河 豊

西河 豊
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/wazxx/index.htm

対中国進出研究所 代表者
1983年 大阪外国語大学 中国語学部卒業、中小企業診断士、社会保険労務士、行政書士
金融機関勤務の後、2000年に独立開業 対中国進出研究所 所長
中国に進出への小売サポート業務を中心に企業戦略をアドバイスする。

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著書


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