中国人富裕層がどうしても日本で手術したい理由


今や「がん大国」の中国


 中国の肺がん死亡率は30年の間に、465%も上昇しました。1980年代の中国は、多くの人々が貧困で医者に行けず、肺がんの死亡率の記録は正確に記録されていなかったにしても、この数字は驚かされるのでは? 下のグラフの通り、中国は今や「がん大国」になり、肝臓がんについては世界に占める割合は半数におよびます。



 もちろん、中国人富裕層も例外ではなく、率先して、治療・予防治療・検診を受けられていますが、私どものほうに日本で受けたいという問い合わせが多く寄せられます。実は、すでに日本に健康診断を受けにくる事は中国人富裕層の中で一種のステータスのようになっておりますが、最近では、実際病気になったとき治療自体も日本で行いたい富裕層が多いのです。なぜでしょうか。


中国医療の現実 ~本当にあった怖い話~


 中国医療と聞くと、最初から日本人からはあまり良い印象はないかと思いますが、私の知り合いは天津のある病院で、悪性腫瘍があると診断され、摘出手術を受け無事退院しました。それでも体調は悪く、別の病院で見てもらうと、腫瘍はそのままの状態で手は全くつけられていないとの診断でした。普通に怖いです。

 中国の一般医療機関ではこのような事は少なくなく、2013年の中国の医療損害事件での死亡者数は40万人(中国赤十字会調べ)で交通事故での死亡者数の約4倍にのぼります。ちなみに医薬品の乱用が主な原因といわれておりますが、利益のために患者様に過度な投薬を行うわけです。

 もし日本人が、中国で手術を受けるとしたらそれは一種の賭けではないでしょうか。


中国人富裕層 ~”どうしても日本”な理由~


 このように、已然として怪しい中国医療ですが、レベルの高い医療を行っている医療機関もあるでしょう。それならば中国人富裕層は、自国の言葉で安心ですし中国の医療機関に行ったほうがいいと思いますが、理由はそれだけではなく、最近注目を浴びている癌放射線治療の重粒子治療など世界の最先端治療、中国では受けられない治療があること医療滞在ビザによって日本医療を受けやすくなったこと、また、最も重要なのは、直接言語が理解できること以上の安心感、信頼性が日本の医療が日本の医療にはあるからだ、と富裕層の方々はおっしゃります。

 私どもは、そのような日本に治療にいらっしゃる中国人富裕層のサポートを行っておりますが、治療費を割高にしても日本で受けたい方が多く、中国人富裕層が日本で治療を受けるようになることは、日本経済を潤す機会となるかもしれません。(執筆者:夏川 浩)


夏川 浩

夏川 浩
http://www.brisian.co.jp/

ブリジアン株式会社 代表取締役。
北京出身、中国系日本人。千葉大学工学部卒業後、一部上場IT企業と一部上場印刷会社で国際営業に従事、中国において政府・メディア・企業経営者等に幅広い人脈を持つ。
2011年にブリジアンを設立、新華社・CCTV・瑞麗をはじめ中国の多くの大手国営メディアと提携し、日本企業の中国でのプロモーションやマーケティングをトータルでサポートしている。特に中国富裕層に対するアプローチを得意とし、日本への誘致や中国での高額品販売イベント・富裕層パーティーなどを手がけ、多くの成功事例を作る。
2014年には国際医療交流コーディネーターとして認定され、日本の最先端医療を求める中国人患者に円滑な渡航を支援している。
ブリジアンは日本国内において中国富裕層の集客から来日後の対応など、ワンストップで対応できる業界の第一人者である。

著書


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