中国人に絶対に贈ってはいけない品物 ≪シリーズ総集編≫


企業を対象に中国ビジネス研修を担当しています。受講者からの質問です。


 「中国出張のとき、手土産にこれまで『お菓子』買って行くのが習慣だったが、やめたほうがいいのか?」という質問がありました。

 「お土産を渡すときは原則ひとりにひとつ。『皆さんで召し上がってください』は要注意です」とアドバイスしたからです。日本なら「気持ちだけ・・・」、「少ないけど皆さんで・・・」といって、全員にお土産が行き渡るように気を使うでしょう。

 しかし、中国ではそうとも限りません。「気持ちだけひとつ・・・」を受け取った中国側のスタッフから「あの日本人は何てケチな人・・・」と思われているかも知れないのです。中国でお土産はひとりにひとつが原則です。日本的な「儀礼的なお土産」、「形だけの贈り物」ならやめておいたほうがいいかもしれません。


中国人から「お土産」を受け取るという逆の事例です。


 以前は中国の地方政府が「中国投資セミナー」、「企業誘致説明会」と題して、東京でよくイベントが行われました。我々は日本側でサポートスタッフとしてイベントの集客や運営をお手伝いしましたが、よくお菓子やお茶など「お土産」を受け取りました。

 しかし、これまで一度も「皆さんで召し上がってください」というお土産を受け取ったことがありません。私たちのサポートスタッフが5人いたら必ずひとりひとつずつ、8人でも10人でもひとりひとつずつお土産を持ってきてくれました。これが中国では「あたりまえ」のことなのかもしれません。

 そうかと言って、毎回相手の人数だけお土産を買っていかなければならないわけではありません。お土産を渡すときは、相手の地位、ふたりの関係、いっしょに取り組んでいるプロジェクトの重要性などを考え、必要なタイミングで、それ相当の品物を、タイミングよく渡す・・・。決して「儀礼的なお土産」「形だけの贈り物」にならないようにしたいものです。


シリーズ「贈り物の品物選びに要注意」


 バックナンバーです。こちらからまとめてご覧ください。

絶対に贈ってはいけない品物 <その1> 「これを贈ったら関係破綻(?)」
http://www.chinabusiness-headline.com/2010/09/10445/

絶対に贈ってはいけない品物 <その2> 「お菓子の詰め合わせ」はダメ(?)
http://www.chinabusiness-headline.com/2010/09/10511/

絶対に贈ってはいけない品物 <その3> 「緑の帽子」はダメ
http://www.chinabusiness-headline.com/2010/10/10633/

絶対に贈ってはいけない品物 続編<その1> 「扇子はダメだと言うけれど・・・」
http://www.chinabusiness-headline.com/2013/11/39859/

絶対に贈ってはいけない品物 続編<その2> 「薬、ハンカチ、ネクタイ・・・、病人に梨・・・」
http://www.chinabusiness-headline.com/2013/12/40123/

絶対に贈ってはいけない品物 続編<その3> 「贈ってはいけない品物のまとめ」
http://www.chinabusiness-headline.com/2014/01/40218/

以上です。(執筆者:吉村 章)


吉村 章

吉村 章
http://www.ippc.biz/default.aspx

ASIA-NET 代表
Taipei Computer Association(TCA) 東京事務所 駐日代表
NPO法人アジアITビジネス研究会 理事
独立行政法人中小企業基盤整備機構 国際化支援アドバイザー

◆アジアに進出する日本企業を支援するため現地視察やビジネスマッチング、技術アライアンスのサポートなどが主たる業務。1987年~1996年の台北駐在後、2001年からは本格的に中国に進出する日本企業の支援に取り組む。◆中国・台湾をはじめ現場でのヒアリングは延べ400社。徹底的に現場を回ることにこだわり、具体的な中国進出の事例やアライアンス事例から中小企業にとっての中国ビジネスの課題を考える。◆2003年からは自身の海外進出の経験やノウハウを体系化した『アジアビジネススキルアップ研修』を実施。異文化理解を基本としたDo‘s&Dont’sプログラム(海外進出の際の禁止事項、禁止フレーズ、注意フレーズなど)や参加体験型の研修内容には定評がある。http://www.asia-net.biz/20-0.pdf ◆2012年からは現地視察の注意点、展示会出展のノウハウ、自己紹介のテクニックや通訳を使いこなすテクニックなどをプログラムに取り入れた『海外市場開拓セミナー<実践講座>』を提供。各地の商工会議所や地方銀行などで採用されている。http://www.asia-net.biz/20-0.pdf ◆著書に「中国人とうまくつきあう実践テクニック」、「中国人との実践交渉術」(総合法令出版)、「知識ゼロからの中国ビジネス入門」幻冬舎、他。

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