微博(ウェイボー)のアルファブロガーを活用した販促成功事例


  2013年6月末時点の中国の微博(ウェイボー:中国版ツイッター)ユーザー数は3億3100万人に達し、インターネット利用者総数の半分に達した。と報じられています。(中国インターネット情報センター)

  この中国微博(ウェイボー)でファン数が1000万人を超えているアルファブロガーは80名以上存在することを皆さんはご存じでしょうか?

  ファン数1000万人級のアルファブロガーの微博(ウェイボ)の記事をよく見てみると、企業の広告記事が全体記事のほぼ1/3を占めており、中国企業が口コミマーケティングを販売促進の有効な手段としていることがわかります。

  そこで今回は微博(ウェイボ)を使った口コミマーケティングについて調査を行いましたのでご紹介を致します。

アルファブロガーってどんな人?


  新浪微博、腾讯微博で約6万人のアルファブロガーを対象に、性別、居住地、ファン数、ジャンルなどの調査を行いました。(調査対象者:中国微博ネットワークに所属するアルファブロガー 61,774人)


図1:アルファブロガーは男性57%、女性43%。

図2:アルファブロガーの居住地はIT企業が多い北京が全体の25%を占める。
次に上海10%、広州7%。その他は中国全土で過半数を占めている。

図3:アルファブロガーのファン数分布
 ファン数1万人以下:20,651人(33%)
 ファン数1~10万人:22,108人(35%)
 ファン数10~100万人:14,873人(24%)
 ファン数100万人以上: 4,142人(8%)
参考までにファン数1000万人以上のブロガーは80名
また2000万人以上のファンを持つアルファブロガーは20名も存在します。

図4:アルファブロガーの運営ジャンルは美容関係が最も多く、ファッション、グルメと続く。


アルファブロガーを使ったプロモーション事例


  次に当社のアルファブロガーを使ったプロモーション事例を一部紹介します。
・企業名:LCラブコスメ様
・商品:薬用石鹸(商品価格:154人民元:2,300日円/個)
・配信期間:2013年2月22日~3月13日(3週間)
・目的:薬用石鹸の販売
・配信数:美容関連のアルファブロガー9人が掲載。合計ファン数775万人に配信
・微博からのリンク先:LCラブコスメ様のタオバオ店の購入ページ
・結果:広告期間中の売上数は広告前の1.8倍。(30日の平均販売数634個→1157個)


  単純計算ではありますが、1個2,300円の石鹸が月に523個販売出来ましたので、約120万円の売上に繋がり、ブロガー9名の配信コストは約15万円でしたので「大変、費用対効果が優れた結果である」と客先から評価をいただいております。


アルファブロガー活用の3つのポイント


  ここでわかったことが3つあります。

1.配信時間の重要性


  1つは、配信から購買までの時間です。掲載開始から約3時間で販売数がピークとなり緩やかに落ちて行くことです。今回、企業のOLをターゲットにしていますので、各ブロガーには昼12時前後で配信をしていますが、夕方5時には完全に終息している状況でした。

2.ブロガー選定のポイント


  2つ目はブロガーの選定。アクティブなブロガーを選定することが重要です。情報発信数が多いブロガーは、ファンもアクティブに行動(いいね!をクリック)しますし、購入に結びついています。特にファン数が多いブロガーが必ずしもよい結果を出しているとは限りませんので、情報配信頻度として「1日数本の記事を発信しているか?」などを確認しながら選定することが必要と思います。

3.ブロガーのこだわり


  3つ目に、商品画像や記事のクリエイティブです。効果を出せるブロガーは情報発信する商品の写真や文章は自分の気に入ったクリエイティブでしか情報発信してくれません。提供した素材は使わずに、ファンのことを第一に考えたクリエイティブをブロガー自らが作成して掲載します。自分の発信情報にこだわりを持ち、ファンとのよい関係を構築されていることに重点を置いています。


  あと、補足ですが、力のあるブロガーは結構わがままで、へそを曲げてしまうと仕事を受けてくれないことや当日ドタキャンなどもあります。よってブロガーのディレクションには大変気を遣いますし、ブロガーとの円満な関係構築が成果に大きく貢献できると思っています。

  以上、効果的な販売促進事例をご紹介しました。


小林 一弘

小林 一弘
http://sekai-go.jp/

株式会社世界 代表取締役
大阪市出身。近畿大学理工学部卒業。1997年インターネット広告市場の黎明期に株式会社インターネット広告社を創業・設立。(現在の株式会社ネットフロンティア 2008年に社名変更)
2008年,中国百度の日本法人が設立されたことをきっかけに海外事業化。味噌メーカーや日本人形メーカーの商品を海外販売支援するなどのサービスを開始し、当時ネットを使った海外マーケティングの可能性を再認識した。
2011年12月、国内ネット広告専門であった株式会社ネットフロンティアの代表を退任し2012年1月に海外マーケティング専門会社である株式会社世界を設立。海外SEOと海外口コミマーケティングを強みに展開中。

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