日本の華僑とインドネシア、タイの華僑の違い


  最近東南アジアに行く機会が多くなりました。そこで感じたのは、日本の華僑との大きな違いです。

・タイの華僑財閥:サイアムグループ

・インドネシアの華僑財閥:アストラ、サリム、シナルマス

*もちろん2カ国以外にフィリピン、マレーシアも華僑財閥があります。
  これらの華僑系財閥は、地元経済をしっかり握って、政府に対して、モノ申す立場にある。先日の選挙で負けたものの、マレーシアの華僑系の政党が検討したというニュースは目新しい。

  一方日本では?華僑財閥は?政府に対する圧力団体は?実は何もしていない。

  ではなぜでしょう?完全に華僑の人が日本化されてしまったからである。

  日本の中には新華僑(この10年位に来た新第一世代の在日中国人)と老華僑(日本の港が江戸末期に開港され、その時からいついている2~5世の華僑、華人も含めていいでしょう)がいるが、老華僑は日本の政治に対して、全く力はありません。未来志向ではありません。これはおそらく歴史と関係しているのでしょう。また、日本的に自己主張しなくなったので、日本化してしまったと言うのは的を得ているかもしれない。

  タイやインドネシアは、地元経済を握りすぎたために、過去は政府から非常に嫌われた存在であった。しかしながら、リーマンショックに伴い、一時期華僑の資金がタイ、インドネシアから引き揚げられたので、どうしても華僑に頼らざるを得なくなった。

  日本の華僑ではどうでしょう。政治的には、残念ながら全く力はありません。過去のことを振り返り、将来志向ではありません。華僑間でのいざこざは絶えない。むしろ最近北新華僑の方が元気で仲が良い。

  このように同じ華僑でも、地元の状況によって、大きく左右されてしまう。

  日本の華僑を見て、東南アジアの華僑は大したことないとみなさず、思い切り接してみて如何でしょうか?きっと今までと違ったビジネスセンスが身につくと考えている。また、中国に進出したくても、現在の政治情勢で、進出したくないと思っている人はたくさんいるでしょう。東南アジアの華僑発で中国進出を考えるのも一つの手です。


廣田 廣達

廣田 廣達

■所属:
・王子ホールディングス(王子製紙グループ)の中国の子会社に出向。中国におけるマーケティングの担当。上海駐在。
■ライフワーク
日中及び日本アジアの違いに着目し、コミュニケーションの改善を通じて、ビジネスの発展に寄与するための講演活動を行う。
・講演実績:三菱総合研究所、日刊工業新聞社、桜美林大学、異文化コミュニケーション学会、スイングバイ株式会社、東京-上海ビジネスフォーラム、アジア経営研究会、人生繁盛会(道端康予主催)等
・異文化コミュニケーション学会役員・会員誌編集長

■強み:中国ビジネス全般・マーケティング・異文化マネジメント

■その他プロフィール:
中国系華人。神戸出身。神戸商科大学を卒業。

■ユニチャームで勤務:ベビー、フェミニン、大人用おむつの中国・アジア地域のマーケティングを担当。当時上海に通算で約3年駐在。

■㈱ベネッセコーポレーションで勤務:教育に関する海外展開のため中国事業の支援及びFSを担当。

■㈱新日本科学で勤務:世界的No.3の医薬品の前臨床、臨床試験を行う研究開発の会社(CRO)で中国の会社立ち上げ、中国を中心に合弁パートナーとの交渉を担当。中国以外ではカンボジアの事業、ブータンの事業等を支援。

SIETARのHP
http://www.sietar-japan.org/index.html


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