中国消費者が期待寄せる「三包制度」とは何か? 


「三包」制度における消費者権利の保護について(1)

  2012年10月30日、中国が「欠陥自動車リコール管理条例」を正式に発表されたことによって、消費者たちが期待している個人権益を保護する自動車「三包」制度が間もなく公布されることも予測されています。

  そこで、当該政策が公布される前に、中国における製品の「三包」制度とは何かについて、以下通りその内容及び法律法規に定められた消費者権利のポイントを纏めましたので、読者の皆さんにご参照いただければ幸甚に存じます。

1. 中国の「三包」制度
  「三包」とは、一定の期間内に、市場に販売された製品はユーザの不当使用、不当保管行為によらず、製品の品質に属する故障が発生した場合、消費者が経営者に対して、修理(「包修」)、交換(「包換」)、返品(「包退」)を主張できる権利を指しています。

2. 「三包」製品の範囲
  2012年までに、中国で「三包」制度が実施された製品は、自転車、カラーテレビ、白黒テレビ、家庭用ビデオ、ビデオカメラ、ラジカセ、エレクトーン、家庭用冷蔵庫、洗濯機、扇風機、電子レンジ、掃除機、家庭用エアコン、レンジフード、ガス給湯器、ミシン、時計、オートバイ、携帯電話、固定電話、マイクロ・コンピュータ、家庭用AV製品などを含む全部22種類の製品があります。

  なお、ご注意いただきたいことは、上記記載の「三包」製品以外の製品も品質問題が発生した場合、経営者が法に基づき修理、交換、返品を行い、且つこれによりもたらされた損失を賠償しなければなりません。また輸入製品も「三包」規定に適用されます。

3. 「三包」責任範囲
  消費者が購入した製品が、以下の状況が発生した場合、販売者に対して「三包」責任を要求することができます。

(1)    製品が当然備えるべき使用性能を備えておらず、しかも事前に説明しなかった場合
(2)    製品が製品又はその包装上に明記された採用すべき製品標準に合致しない場合
(3)    製品説明、実物サンプル等の方法で表明された品質の状況に合致しない場合
(4)    技術監督局などの主管部門の検査によって、製品の品質が不合格であると認定された場合
(5)    2 回修理しても正常に使用できない場合

(続く)


賈 剛

賈 剛
http://www.yishilf.com

上海毅石(北京)法律事務所 主任弁護士
2000年3月   日本神奈川大学法学部卒業
2004年12月  中国弁護士登録
2008年3月   中国政法大学民商経済法学院経済法学修士課程卒業
2010年12月  中国政法大学法律修士学院の兼職教授に招聘。
2012年7月  北京市朝陽区弁護士協会民事業務研究会 労働法研究部委員に当選。
日本神奈川大学卒業後、中国へ帰国し、中国新華通信社(2000年~2002年)、北京集佳知識産権代理有限公司(2002年~2004年)、北京怡豊法律事務所(2005年~2006年)、北京中倫法律事務所(2006年~2010年)を経て、2010年9月に上海毅石(北京)法律事務所の主任弁護士を担当し、中国で事業展開される日系企業に、外商直接投資、会社の合併と買収、知的財産権、労動法などの分野でのリーガルサービスを提供する。

【寄稿者にメッセージを送る】

著書


Facebookページにご参加ください


更新情報やランキング情報、その他facebookページでしか配信されない情報も届きます。下記より「いいね」を押して参加ください。




中国ビジネスヘッドラインの購読にはRSSとtwitterが便利です


中国ビジネスヘッドラインの更新情報はRSSとtwitterでもお届けしています。
フォローして最新情報を見逃さないようにしてください。


 RSSリーダーで購読する   

メルマガ登録