- ウェイボー(微博)基軸の中国EC総合WEBマーケティング事例
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中国にはマーケティングに使える様々なWEBサービスがあります。
今回は中国企業がどうWEBをビジネス活用しているかを紹介します。

(中国のWEBサービス一覧。GoogleやFacebook、ツイッターなどにほぼ代替サービスがある)
今回はこれらを上手く活用しビジネスで成功している、若者に絶大な支持の総合衣料ECサイト「VANCL(凡客)」のWEB活用事例を紹介します。

(中国の衣料品ECサイト、VANCL凡客)
映像共有を通じて、中国消費者の共感を得、QQ(インスタントメッセンジャー)を通じて、アフターサービスを行い、ウェイボーを通じて、企業文化と商品情報を発信する…中国人気サイトを利用すれば、全面的に企業の宣伝ができるという実例です。
2011年5月、中国の多くの都市のバス停・地下鉄に、若者のカリスマ 韓寒・王珞丹の個性的な広告が現れました。キャッチコピーは「○○が好き、○○が嫌い。私は○○で、○○ではない。そんな私は一般人(だけどプライドがある)」。


これが当たり、中国の若者は○○に自分の好きな言葉を入れ、自己を表現し始めました。

(凡客の広告を真似、自己のアイデンティティを表現。名刺にする者も。)
1,動画で、顧客層にメッセージを伝える
中国には优酷(ヨウク),土豆(トゥドウ)と言った中国版Youtubeがあります。
凡客の代弁者である有名スター達が「私は、一般人(だけどプライドがある)」と言う動画は、彼らの魅力と相まって動画からSNS、SNSからチャットへ数百万回も転載、拡散しました。




(私は大スターじゃない、焼き芋が好きで、800円の靴を履き大衆と逆走、誰にも属さない。そんな私はあなたと同じ、一般人(凡客))
実際の動画はこちら 黄晓明版CM 韩寒版CM 王珞丹版CM
(別ウィンドウで開きます。音声が出るのでご注意ください)
2,ウェイボーで「凡客ファンクラブ」を開設、ファンとのコミュニケーション・口コミマーケティングを加速。
凡客は中国最大級のSNS「シナウェイボー(微博/weibo)」にファン向けのビジネスページを開設。

(VANCLEファンクラブウェイボートップ画面)

(ファン同士が商品・サービスを評価、紹介しあう)

(話題作りのために、上記スターを呼んでイベントを開催。写真はゲストの蒼井そらの書道披露。イベント前後もウェイボー上で情報発信)
また1984年生まれというピンポイントを狙ったユニセックスな魅力を持つ新世代のスター李宇春のPR「1984年に生まれた、あなたも私も一般人(だけどプライドがある)」バージョンを新展開。
これがウェイボー上で20万回も転送され、PRとして大成功を収めました。

その後のウェイボー上でのアンケート結果では、この成功を受けて李宇春をVANCL(凡客)の新キャラクターとして支持するファンが5,000人、70%以上が支持とのこと。このようにウェイボー上では無料でいつでも何度でも直接アンケートが取れ、マーケティングに活かせます。

3,ウェイボーからファンをECページへ誘導、販売

今年、ウェイボー内でEC機能が実装される予定です。現在日本企業が中国内でECサイトを開設するのはほぼ不可能なため、ウェイボーでファンの囲い込みをした上で、販売ができるのは非常に魅力的です。
凡客(VANCLE)はこれらの一連のプロモーションで2011年は300%成長、約2,460億円を売上げました。

(VANCLの時間制限付きのバーゲンページ。90%オフのバーゲン「秒殺」)
4,QQ(インスタントメッセンジャー)でアフターサービス。即時クレーム対応

中国では一般的に即時性に乏しい性格であるメールのやり取りはあまり好まれません。とういうのもQQと呼ばれるチャットツールが5億ものアカウントを持ち、ビジネスでもプライベートでも浸透しているからです(上海や香港、台湾など南方を中心にMSNメッセンジャーもよく使われています)。
中国で使われているWEBツールとして、購買時、購買後、顧客との即時コミュニケーションに欠かせないツールになっています。
以上、今まで中国WEBマーケティングと言えば検索エンジン百度のSEO→直接タオバオまたはホームページへの誘導が主でしたが、ウェイボーが加わることにより顧客の囲い込み・ファンとコミュニケーションした上での より確実な商品販売・サービス提供ができるようになりました。
中国WEBマーケティングは様々なツールを駆使して行いますが、その中でもウェイボーは中国を知り、ファンを囲い込み・育て・販売するために核となるツールと言えるでしょう。
(ウェイボー研究所の高橋学)
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