家庭訪問で見る中国美容事情 高まるアンチエイジングのニーズ

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  今回の家庭訪問先は、国際貿易会社に勤めるQ子さん宅。生粋の上海人であるQ子さんは、英語堪能、知的で落ち着いた雰囲気の美人。上海の高級住宅地にあるマンションにご主人と12歳の息子さんと3人で暮らしています(写真)。家庭年収は25万(1元12円で換算すると300万円)、中国では所得の高い富裕層に属します。



  ★投資は惜しまない

   アンチエイジングの意味を指す“抗衰老”と言う言葉は中国でもすっかり定着しており、一般の女性の間にもアンチエイジングの意識は随分浸透してきました。

  今39歳のQ子さんは、最近、本格的にアンチエイジングを始めました。まず始めたのは運度。スポーツクラブに通い、適度な運動をすることで代謝を上げ太りにくい体づくりに取り組んでいます。又、化粧品もランコムの最先端エイジングケア美容液「ジェニフィック」、エスティーローダーのザクロエッセンス配合の化粧水「ニュートリシャス」など、アンチエイジング効果の高い化粧品に変えました(写真)。

  アンチエイジング化粧品はどれも高額。前述の「ジェニフィック」は、1元12円で換算すると9,360円、「ニュートリシャス」は5,760円と、中国の物価から考えると非常に高い商品なのですが、Q子さんは「背に腹は変えられないから」と購入したそうです。いつまでも若く美しくありたい、それは多くの女性にとって何事にも代えがたい強い願望なのです。



  ★メディアの影響

  Q子さんがアンチエイジングに目覚めたのは、メディアの影響が大きく「テレビ番組や広告などで理論的に加齢現象を抑制する効果が説明されたり、自分と同年齢の女優が驚くほど若く美しかったりというのを見ると、現在の技術をしてすれば若さを保つことは可能なのではないかと希望が湧いてきた」とQ子さんは語ります。

  今や中国人女性にとって身近な願望となったアンチエイジング。しかし、アンチエイジング大国と言われる日本に比べるとそのサービスの種類はまだまだ少ないのが現状。アンチエイジング産業は、今後さらなる成長が期待できる分野と言えるでしょう。

沖野 真紀

沖野 真紀
http://librakk.biz/

リブラ株式会社 代表取締役
1974年兵庫県宝塚市生まれ。司法書士。
関西大学法学部卒業後、司法書士事務所勤務を経て、ゴールドマン・サックスに入社。7年間にわたり投資の第一線で働く。その後、中国経済の将来性に魅せられ同社を退社し、北京大学に留学。帰国後、中国女性マーケティング会社リブラ㈱を設立し、現在に至る。趣味は「美容」で、月刊誌「25ans ヴァンサンカン」(ハースト婦人画報社刊)のビューティ・メダリストとしても活躍中。2011年、書籍「中国経済を牽引する女性消費者のリアル」を出版。アマゾンでビジネス・経済部門、海外進出分野で1位を獲得。

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