「尾牙」とは会社が主催し、社員全員の一年の労をねぎらう一大行事

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知っておきたい中国や台湾の「忘年会」事情その2



  日本の忘年会と違っては中国や台湾の「尾牙」とは、会社が主催し、社員全員を集めて、写真の一年の労をねぎらうために、盛大に行う一大イベント。これが中国や台湾の「尾牙」です。時には社長がポケットマネーで全額負担するといったケースもあるようです。

  農暦でお正月を祝う中国や台湾では、今年は1月23日が「春節」です。年明けから「春節」までが「尾牙」のシーズン。年の瀬と新年の気分と、なぜか12月25日を過ぎてもまだ飾り付けを片付けない(?)クリスマスツリーと、町はにぎやかで華やいだ雰囲気に包まれます。

  確かに・・・。中国や台湾から届くクリスマスカードは「メリークリスマス&ハッピーニューイヤー」ですので、お正月が終わるまではクリスマスツリーも片付けない(?)のかも知れません。

  さて、写真は今年1月11日に行われたTCA(Taipei Computer Association)の尾牙風景です。ここで台湾の尾牙の雰囲気をちょっとだけ感じていただきたいと思います。

  会場はホテルの結婚式場のような雰囲気。テーブル数を数えていたら、スタッフが「全部で40テーブルだよ」と教えてくれました。つまり、各テーブル10人として400人の尾牙というわけです。結婚式より多い(?)人数で盛大に実施。各テーブルは椅子を足して12~13人ぐらいで座っていたところもあったので、実際は500人近く集まっていたのではないでしょうか。会場はすごい熱気でした。

  スタッフの家族、取り引き先、来賓など、社員だけではないのが中国や台湾の尾牙の特徴です。部署ごとに居酒屋でお酒を飲みながら同僚と話をし、一年の仕事を振り返り、時には会社への不満になったり、時には上司の悪口になったり(?)、来年の計画や将来の抱負や、一年を振り返ってさまざまな思いを語るに日本の忘年会とはちょっと違う・・・。会社が主催する年に一度の「お祭り」です。歌あり、ゲストを招いたアトラクションあり、ビンゴ大会があり、年末ボーナスの抽選会あり、にぎやかな忘年会でした。

吉村 章

吉村 章
http://www.crosscosmos.com

Taipei Computer Association(TCA) 東京事務所 駐日代表
NPO法人アジアITビジネス研究会 理事
独立行政法人中小企業基盤整備機構 国際化支援アドバイザー

◆日本企業の中国進出や技術アライアンス、ビジネスマッチングのサポートが主な業務。アジア最大のコンピュータトレードショウであるCOMPUTEX TAIPEI の主催機関に在籍し、PCや通信分野などIT分野での台湾からの製品調達など支援も行う。◆大学卒業後、日本語教育機関から台湾へ赴任。現地では対外貿易発展協会培訓中心(現TAITRA)などで講師を勤めた後、1996年に台湾最大のIT関連業界団体であるTCAへ移籍。駐日代表として帰国、現在に至る。◆2003年からは中国に進出する日本企業を対象に赴任者向け研修の講師を務め、現在では自身の中国での経験やノウハウを体系化した「中国ビジネススキルアップ研修」を実施。異文化理解を基本としたDo's&Dont'sプログラムや参加型の研修内容に定評がある。http://www.crosscosmos.com
◆産経新聞社「フジサンケイビジネスアイ」に毎週月曜日/コラム連載中 ◆著書に「すぐに役立つ中国人とうまくつきあう実践テクニック」(2010年5月/総合法令出版)http://bit.ly/bJNEXM「知っておくと必ずビジネスに役立つ中国人の面子(メンツ)」(2011年5月)http://amzn.to/iYgErD

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