外資食品業の撤退理由の本質はコストではなくブランド形成

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ネスレのアイスクリーム工場の停止
ダノンのヨーグルト工場の停止

外資系食品メーカー主要2社が生産停止に追い込まれています。

  事実は事実として、受け止め、コスト高が原因で撤退するとの新聞の分析記事には少し疑問を持ってます。結果として、スキミング+ブランド構築できれば、多少のコスト高でも許容されるはずです。ではなぜ撤退をするのかを考えてみました。

  要因①内陸部への浸透不足

  ここまで経済成長著しい状況の中で、GDP成長率の低い大都市に上海や北京は全国平均よりも低いので、大都市に集中した戦略を取っていると、遅れをとった可能性があります。

  要因②:ブランドイメージが形成されず、イメージを含めた差別化ができなかった

  メディア費用の高騰や、メディア多様化によるブランド形成が今まで以上に困難になっています。微博等の手段を使って行っていなければ、今の世の中の変化についていけません。ディズニー等は積極的に使っています。

  要因③:店頭プロモーションによる価値形成ができず、スキミング戦略の失敗

  店頭でプロモーションをローカルメーカーと対抗すると、確固たる高ブランドイメージができず、外資系の商品=高いというのはかつての神話になってしまった。


  今のところメーカーの正式な発表はありませんが、少なくともコスト高で撤退ということは少し単純すぎるような気がします。グローバル企業の2社の復活を期待しています。

廣田(李) 廣達

廣田(李) 廣達
http://ameblo.jp/sumomohiro/

日系の医薬品研究開発受託会社
■主業務:中国事業全般の企画運営、アジア圏新規事業等企画等
■中国系の華僑(華人)3世。神戸出身。神戸商科大学を卒業後、日本のNO.1の紙おむつユニチャームに就職、ベビー、フェミニン、大人用おむつの中国担当として商品企画、リサーチ業務参入戦略構築。現地法人初代ブランドマネージャとして上海に3年駐在し、社内の各部門を統括。
■その後、日本の通信教育NO.1企業ベネッセコーポレーションで中国事業の支援及びFSを担当。主として中国におけるビジネス日本語事業、英語事業の中国事業支援、通信教育教材の支援、その他アジア地域のデジタルコンテンツパートナー探索等を担当。
■2007年より現職。中国ビジネス経験約20年。

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