中国人は仕事中にチャットとゲームが好き?


友達にコンテンツ産業関連ビジネスをやっている80後若手社長がいます。この間、一緒にお茶を飲んでいたとき、面白い話を聞きました。

約二年前に、彼は知人のゲーム会社の社長から新しく開発されたゲームのテストをしてほしいと頼まれました。やってみたら、なんと一つのお城を建てるのに一時間もかかるようなもので、「いったい誰がこんなものをやりたいと思ってるの?」ってすごく不思議がっていました。

半年後、彼がテストした「乱舞春秋」という名のオンラインゲームは、中国で大ヒットとなり、彼にショックを与えました。

「後で分かったんだけど、僕は社長だからあのゲームの面白さが分からなかったのだ。」

実は、このオンラインゲームのターゲットはホワイトカラーでした。仕事の合間を見てちょこっとゲームをやって一息入れて、また次に手が空いたとき、その続きをやるという仕組みになっています。緊張感のあるゲームではなく、ゆっくりと少しずつできるところが売りだそうです。

「仕事中にQQでチャットしたりゲームをやったりすることを無くす方法はありませんか?」とよく日本人のお客様から相談を受けますが、社内のネット環境をチャットやゲームができないように設置しているところもあるようです。

どうも中国人社員はみんな仕事中に「あそぶ」ことが好きだという印象ですね。日系企業の文化から見ると絶対にあり得ないことなので、日本人管理者は怒鳴っても、やさしく教育しても一向に改善されないと悩んでいる人が多いです。

冒頭で登場した80後若手社長にうかがったところ、意外な答えを語られました。

「一日8時間をすべて仕事に集中してもらうなんて、そもそも無理です。だから、ゲームやチャットは社員たちにとって休憩時間です。うちの会社には決まった休憩時間もないし、スペースも狭いし、一日中パソコンに向かっている社員たちがかわいそうだと思います。チャットやゲームで、頭のリフレッシュができるなら、有り難い話です。忙しくないときにちょっと遊んでも、忙しいときにちゃんと成績を上げてくれれば、それで良いんじゃないですか。」

なるほど。そういう考え方もありますね。と、ちょっと感心しました。適度の「あそび」は逆に仕事の効率アップにつながります。もちろん、仕事中にチャットやゲームを提唱すると言っていませんが、社員たちはどのような気持ちでそういう行動を取ったか、そしてどれくらい仕事に影響を与えているかを調べたほうがいいかもしれません。

職場は人間が集まる場所である以上、一人ひとりの気持ちのバランスが非常に重要になってきます。規定規則を実行すると同時に、会社と社員の両方の立場と利益を考慮に入れた職場の文化や雰囲気を作ることも大事だと思います。


顧 貝貝

顧 貝貝
http://www.bluenet.cn

ブルーネットグループ 媒体広報・市場開拓担当
中国東北出身。一橋大学商学部卒業。NHK国際放送局中国語アナウンサー、語学学校経営者を経て、華南地域最大手の人材紹介会社(ブルーネット人材)にて人材派遣・人事労務コンサルティングの仕事につく。現在はブルーネットグループにて媒体広報・市場開拓を担当し、ビジネスマガジン『EPM』編集者として勤める。ほか、中日バイリンガル情報誌『クロスロード』や自社ホームページなどでコラムを開設。

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