- リゾート投資で賑わう「非誠勿擾」続編のロケ地
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- by渡邊 竜一
- on 2011/10/13
1988年に31番目の省としての海南省誕生以降、急速にインフラの整備が進んだ海南島。
90年代に入ると経済特区に指定されたことで、一気に投資ブームが起こり、島の最南端の三亜市からリゾート開発が行われた中国屈指のリゾート地です。
中央政府国務院によると、2009年に発表になった海南国際観光島の建設等に関する意見において、2020年までに海南島を世界一流の国際海洋リゾート地にするということで、今後5年余りの間に50億元を投資することになるそうです。また、既に海口市と三亜市のほぼ中間にあたる博鰲(ボアオ)にも来年、海口・三亜に続く第三の国際空港を開港する予定だそうです。
北海道に中国人観光客ブームを巻き起こした映画『非誠勿擾(邦題「狙った恋の落とし方。」』その映画の続編が撮影されたのが、この海南島です。映画全体の約3分の2近くがここで撮影されました。
三亜国際空港は、木がふんだんに使われている南国ムードがあふれる空港です。何度も印象的なシーンに登場します。そういえば、パート1でも登場しましたが、笑笑役のスー・チーが来ているキャビンアテンダントの制服は、海南航空のものですね。
そして、物語の大半が撮影されたのが、「人間天堂・鳥巣度暇村(鳥の巣リゾート村)」です。三亜・亜龍湾高台“亜龍湾熱帯森林公園”内にある2009年にオープンしたばかりのオール・ヴィラのこのホテルは、ポスターでもホテル内のつり橋が使われました。北海道への傷心旅行を経て、恋に落ちた秦奮と笑笑は、この地で結婚に向けた歩みを始めます。北海道同様に、中国本土からの観光客の目的の一つとして、この映画のロケ地も大変な人気となっているようです。
昨年1年間で中国本土から約1,300万人もの観光客が来訪した海南島。日本のPRの有効な場所としても注目したいと思います。
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