中国市場における効果的プロモーションについて


 最近、日本では中国版ツイッターである微博(ミニブログ)を紹介する記事が見られている。確かに中国市場では知名度がなければ、商品が良くても売れない。そのため、日本中小企業にとって、「微博(ミニブログ)によるプロモーション」はコスト対効果が高いく、知名度を拡大するためのいい方法である。しかし、微博(ミニブログ)を正しく理解し、いかに利用するかは重要である

中国ネットユーザ数と微博(ミニブログ)ユーザ数

 中国インターネット情報センター(CNNIC)の『第28回中国インターネット発展状況統計報告』によれば、2011年6月末まで、中国のネットユーザ数(網民)は4.85億人に達し、インターネット普及率は36.2%に達している。そして、微博(ミニブログ)のユーザ数は2010年の6311万人から、2011年6月末の1.95亿人まで達し、驚異的成長率(208.9%)を遂げている。

日中逆転現象

 一方、微博(ミニブログ)では日中逆転の現象が見られる。例えば、犬の俊介くんは中国で「超萌犬」 として注目されている。日本でのツイッターフォロワー数は23,000人以上だというが、中国の新浪微博(シナ・ミニブログ)でのフォロワー数は212,962万人に達し、日本の約10倍近くである。(2011年8月31日現在)

企業の微博(ミニブログ)の利用

 企業は微博(ミニブログ)で低コストでできることがたくさんある。例えば、販促、危機管理、CRM、口コミ、新製品発売告知などが挙げられる。そして、中国市場では微博(ミニブログ)を利用して、プロモーション戦略展開し、人気を博した企業もある。たとえば、中国版のユニクロである「凡客誠品」は微博(ミニブログ)でのキャンペーンなどを通じて、人気を拡大している。また、「キリンビール」「資生堂」「ANA」「Canon」などの多くの日本企業が微博(ミニブログ)の役割も重要視している。企業版微博(ミニブログ)を立ち上げ、知名度の拡大を図っている。

しかし、ミニブログだけでは充分?

 微博(ミニブログ)は確かにプロモーション戦略に役立つ。しかし、微博(ミニブログ)の1つの特徴は情報の回転が非常に速いことである。つまり、1つの話題は長く続かないことである。そのため、企業は微博(ミニブログ)だけを通じて、プロモーション、あるいはキャンペーンを行うことをお勧めしない。

 中国市場における効果的プロモーションとは?

 中国では商品の話題喚起し、売り上げに繋がるためにはリアルとバーチャルを融合させたプロモーション活動が必要かつ重要である。中国における効果的プロモーションの概念図は下図のようである。



以上は中国市場におけるいかに微博(ミニブログ)を正しく理解するか、いかに効果的プロモーション(ミニブログを含め)をやるかについて簡単に述べた。今後のコラムでは、

・中国におけるミニブログを立ち上げる方法。

・ミニブログの使用攻略(個人)

・ミニブログの利用方法(企業)

・ミニブログの利用原則(企業)

・ミニブログによるマーケティング戦術(企業)

・中国における効果的なプロモーション

について紹介していく。


陳 亮

陳 亮
http://www.cm-rc.com/

株式会社中国市場戦略研究所 コンサルタント
中国の大学卒業後来日。中央大学大学院で総合政策を修めたのち、現職にいたる。
◆主要担当分野:
中国産業調査、中国市場進出に関するコンサルティング、消費者調査など。健康食品、飲料業界から、半導体、家電製品、化学業界にかけての調査・コンサルティング、そして、消費者行動の調査・分析の実績を持つ。今現在、外食企業の中国進出に手掛けている。
◆セミナー講師
日本新華僑報の「インバウンド復興メディア戦略セミナー~」の講師を担当

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著書


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