- 偽アップルストア出現
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ここ数日あちこちのニュースサイトで報じられているのが、中国・昆明にアップルストアのニセ物が「出現」したというニュースだ。今さら特に驚きはしないだろうが、ある報道では「見つかった」という表現まで使っているから、書く側の思い入れというか、ニセ物自体の斬新さというか、これまでのニセ物騒動のさらに一歩上を行く感がありそうだ。
私が最初にその記事を見たのはあるデジタルグッズのPRサイトだったせいもあり、「またかよぁ~」的にしか思っていなかった。しかしもう少し大きなニュースだったようで、そもそもの「第一発見者」は昆明在住のアメリカ人で、彼女がブログに写真とともに掲載したのが7月20日。その後、あちこちのニュースサイトで取りあげられ、22日はウォールストリートジャーナル(日本版)にも出ている。23日には「第一発見者」のブログで、偽アップルストア・アップデートとして店内の動画まで見ることができている。
と言っても、そこは中国、別に驚くようなことではない、と言われるだけだろう。「一歩上を行く」と言うのは、言い過ぎかもしれない。
だいたい、アップル製品のニセ物自体はどこにでもある。(いわゆる普通の明かなニセ物=安もの)
さらに、ニセアップルストアもあるらしい。(売っている製品は本物、つまり横流し。)
この「昆明店」ではどうかというと、売られている商品は本物、値段も正規価格、店舗を見ても、外観も商品ポスターも陳列棚、照明なども本物のアップルストアと変わらない。その辺りの手法は、正規代理店がそっくりそのまま横流ししたのだろう。この点ではこれまでのニセ商法のやや先を行っていると言えるかもしれない。(ただしブログの筆者によると、階段の作りや壁の塗装が安っぽいそうだ。)
そして店員が、自分はアップルの社員だと信じ込んでいるらしい。それなりに製品説明だってできるわけだし、つまり、それなりの会社に雇われ、それなりの給料を受け取り、それなりに商品知識を学び、それなりの接客訓練を受けてのことだろう。社員というソフトまで「しっかり」対応できているのは、それなりにすごいことだ。ニセ警察やニセ軍隊などの出現はこれまでもあるが、アップルという超一流外国ブランドでそれをやるとなると、「一歩上」ではないかもしれないが、「半歩先」を行くのニセ物と言えるかもしれない。
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