タオバオ新サービス 淘宝書城


タオバオの新サービス「淘宝書城」が4月にオープンしている。これは、モバイルタオバオと、動画・音楽等のコンテンツ配信サイトで、やはりアリババ傘下の「淘花網」が提携して行う、モバイル専門の書籍関連サービスである。

この淘宝書城では、iPhoneやAndroid携帯向けに、電子書籍の内容をダウンロード・配信サービスを行うと共に、新品・中古品を含む実際の書籍の販売も行っている。ジャンルも小説や経済・経営、漫画まで幅広く扱われている他、数ページが読める立ち読みサービスもある。ビジネスモデルとしても、タオバオと出版社が共同でサービスを提供し、出版社側にもライセンス料が支払われるスキームとなっている。

最近、北京で地下鉄に乗ると、スマートフォンやiPad等で、ネットを使っている人をよく見かけるようになった。昔もモバイルネットユーザーはいたが、せいぜいQQでチャットをしたり、BBSを見るなど、テキスト情報を見るのがほとんどだった。それが最近では、電子書籍を読んでいる人をよく見かけるようになってきた。電子書籍リーダーでも、本当に紙かと見間違えるほど鮮明なディスプレーのものも出ていて非常に驚く。

こうしたハードウェアの普及、そしてネットショッピングが普及してきたことを考えると、電子書籍のニーズはこれから急速に高まっていくだろう。特に中国では国土も広く、流通も容易ではない、また書籍の値段も10元~20元(120円~250円など)の安価なものが多く、経費は載せにくい。そんな事情も考えると、今後電子書籍サービスからベストセラーが次々に生まれてくる、そんな日も遠くはないのではないかと思う。


山本 達郎

山本 達郎
http://www.logras.jp/

北京龍楽広告有限公司(北京ログラス) 総経理/CEO
1980年生まれ 慶應義塾大学法学部卒業。在学中に「ログラル個人指導塾」を立ち上げ、3年間経営を行い売却。大学卒業後、中国 北京語言大学にて中国語を学び、アメリカ カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)でPre-MBAコースを修了し、帰国。2006年4月に、中国で北京龍楽広告有限公司(北京ログラス)を設立。2011年1月、アエラの「中国に勝った日本人100人」に選ばれる。2013年1月に日本でも法人を設立。
著書に『中国巨大ECサイト・タオバオの正体』(2010年6月)、『中国版ツイッター ウェイボーを攻略せよ!』(2012年4月)共にワニブックス出版がある。
■事業内容:SEM、中国EC事業、ウェイボー、WEB制作等インターネット広告
http://facebook.com/tatsuoyamamoto93
http://weibo.com/shanbendalang
http://www.lograr.net/(日本法人HP)

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