「没有問題」の次は「没有関係」(気にしないで) シリーズ「3つの没有」に要注意≪その2≫


「3つの没有」に要注意!中国ビジネスに関わる皆さんにはぜひ覚えておいていただきたいキーワードです。「3つの没有」とは、「没有問題」(メイヨウウェンティ)、「没有関係」(メイクワァンシー)、「没有弁法」(メイヨウバンファー)の3つ。中国人ビジネスマンが口癖にように言う言葉です。特に、「没有問題」(メイヨウウェンティ)は、実際に中国ビジネスに携わっている方なら、いやというほど聞かされている言葉ではないでしょうか。

本当に「没有問題」(メイヨウウェンティ)は本当に「問題がない」のでしょうか?いいえ、実は「問題ない」という中国人は「問題あり」と心得ておいたほうがよさそうです。これは意図的に問題を隠そうとしているわけではありません。「問題」を「問題」と認識するまでの感覚差が日本人と中国人の間にはあるようです。「問題ない」と言う中国人は「問題あり」と心得よ。こうおもっていたほうがよさそうです。

そして「問題ない」と言っていた中国人が次に「没有関係」という言葉を使うようになります。「没有関係」とは、日本語で「気にしないで」という意味です。「私には関係ない」という意味ではありません。「大丈夫、大丈夫。気にしなくてもいいですよ」という意味です。最初は「問題ない」を連発するのですが、あるどこかしらのタイミングから、今度は「気にしないで」を言うようになります。「没有問題」の次が「没有関係」です。

しかし、この「没有関係」が出てくると段階になると、その「問題」はかなり『深刻』な状況に陥っているはずです。この段階で「問題」を速やかに見つけ出し、いち早く手当てをしないと「手遅れ」になります。これ以上「問題」を放置すると取り返しがつかないことになります。問題発見の最後の機会だと思っっていいでしょう。

中国人はもともと「ホウレンソウ」、つまり「報告」「連絡」「相談」が苦手です。お互い密接に連絡を取り合って仕事をするという習慣がありません。問題を他人に知られたくない。問題の発覚をぎりぎりまで隠したがる。協力して問題を解決するのではなく「自分流」で問題を処理する。こういったマイナスの一面を持っています。

「没有関係」(気にしないで)という中国人こそ気にしたほうがよさそうです。

To be continued

 ※「中国人とうまくつきあう実践テクニック」(総合法令出版)について、このコラムで紹介している『実践テク』のプラス@の実践テク、裏技テクについて、「中国人とうまくつきあう実践テクニック」の公式ブログ、脱線/ホンネモードのプライベートブログでも公開中。よろしければこちらからご覧ください。

 「中国人とうまくつきあう実践テクニック」公式ブログ http://crosscosmos.blog10.fc2.com

 脱線モード/ホンネモードのプライベートブログ http://blog.goo.ne.jp/ippc


吉村 章

吉村 章
http://www.ippc.biz/default.aspx

ASIA-NET 代表
Taipei Computer Association(TCA) 東京事務所 駐日代表
NPO法人アジアITビジネス研究会 理事
独立行政法人中小企業基盤整備機構 国際化支援アドバイザー

◆アジアに進出する日本企業を支援するため現地視察やビジネスマッチング、技術アライアンスのサポートなどが主たる業務。1987年~1996年の台北駐在後、2001年からは本格的に中国に進出する日本企業の支援に取り組む。◆中国・台湾をはじめ現場でのヒアリングは延べ400社。徹底的に現場を回ることにこだわり、具体的な中国進出の事例やアライアンス事例から中小企業にとっての中国ビジネスの課題を考える。◆2003年からは自身の海外進出の経験やノウハウを体系化した『アジアビジネススキルアップ研修』を実施。異文化理解を基本としたDo‘s&Dont’sプログラム(海外進出の際の禁止事項、禁止フレーズ、注意フレーズなど)や参加体験型の研修内容には定評がある。http://www.asia-net.biz/20-0.pdf ◆2012年からは現地視察の注意点、展示会出展のノウハウ、自己紹介のテクニックや通訳を使いこなすテクニックなどをプログラムに取り入れた『海外市場開拓セミナー<実践講座>』を提供。各地の商工会議所や地方銀行などで採用されている。http://www.asia-net.biz/20-0.pdf ◆著書に「中国人とうまくつきあう実践テクニック」、「中国人との実践交渉術」(総合法令出版)、「知識ゼロからの中国ビジネス入門」幻冬舎、他。

【寄稿者にメッセージを送る】

著書


Facebookページにご参加ください


更新情報やランキング情報、その他facebookページでしか配信されない情報も届きます。下記より「いいね」を押して参加ください。




中国ビジネスヘッドラインの購読にはRSSとtwitterが便利です


中国ビジネスヘッドラインの更新情報はRSSとtwitterでもお届けしています。
フォローして最新情報を見逃さないようにしてください。


 RSSリーダーで購読する   

メルマガ登録