申請後4日間でビザ取得 中国人観光客の近未来(2) 


現在、中国人が短期で来日する際には、3種類のビザがあります。(詳しくは外務省のページ参照。)

1.1次有効の短期滞在ビザ

2.数次有効の短期滞在ビザ

3.中国団体観光・個人観光ビザ

このうち、日本に旅行に来ている中国人は外務省のページにもありますとおり団体旅行が主です。(外務省 『中国人の訪日観光は、基本的に、中国の関連法令に基づく「団体観光」の形式をとります』) 個人観光ビザの基準が緩和されたとは言ってもまだまだ個人観光ビザの取得はハードルが高いようです。それでテレビ等で報道されているように中国人のバスの団体観光客が街にあふれるわけです。今回訪日した中国人も「今回の私たちのように日本を個人で自由に旅行できるような人はとても限られている」と言っていました。(彼女たちは上記1番のうち、知人訪問ビザを取得して個人観光をしました。)



そうは言っても年収制限など以前よりは観光ビザの取得が容易になったことは事実です。以前は会社や学校単位でしか日本に来られなかったのが、個人や家族で申し込んで日本での団体旅行に参加できるようになったことは大きな前進だと思います。(日本で言うと20-30年前くらいの感じではないでしょうか。)

外務省の方針が観光客を増やす方向に転換され、 取得が容易になった実例として、今回知人の中国人がビザを取得し、訪日したときの例をあげましょう。(今回は「知人訪問ビザ」で訪日。)

2010年7月10日 日本旅行をしたいと中国人の知人2人から突然相談がある

7月15日 団体旅行ではなく(団体旅行は経験済み)、個人旅行をしたいとの希望があり、知人訪問ビザを取得することに決定。必要書類を急遽準備

7月24日 ビザを広州の旅行会社経由で日本大使館に申請

7月29日 ビザ取得

8月7日 香港まで陸路で移動し、札幌へ向けて出発

8月21日 東京から広州へ帰国

(上記の詳細ないきさつややりとりはこちらのブログにあります。ご参照ください。)

申請してから取得まで4営業日しかかからなかったのには正直驚きました。以前、会社で短期商用ビザで招へいしようとしたときには結構待たされたのですが、日本の国としての方針の変化(訪日中国人の数を増やす)がこういうところにも伺えます。幸いにも彼女たちは日本旅行を満喫し、次は今年の冬にまた北海道に行きたいと言っています。まさかそんなことはできないだろうと思いつつ、現在の中国の勢いを見るとそういうことが起こってもおかしくないのではと思います。



次回以降はいよいよ中国人の日本旅行の真相に迫ります。 (続く)


池田 力哉

池田 力哉
http://www.global-mktg.com

グローバルマーケティング&コンサルティング代表
東京大学文学部英語英米文学科卒業。大手外資系広告会社マッキャンエリクソンにおいて20年以上にわたりネスレ、J&J、マスターカード、日立、ディズニーランド等数々のグローバル企業の日本及び中国でのマーケティング・広告活動を支援。2009年独立し、中国人エグゼクティブと新たな中国マーケティングの世界を切り開くべく多様なプロジェクトを展開中。(拙ブログ「グローバルマーケティングを考える http://yumenohonya.blogspot.com/ にてご紹介中。)海外の人とすぐに打ち解け、ビジネス関係を築けるコミュニケーション力を最大の強みとする。(TOEIC945点、中国語検定3級)

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