- 中国華南経営者列伝 3
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和僑会師匠・筒井修氏
独立し中国に来て、多くの日本人経営者と知り合うことが出来た。毎月開催される「和僑会」の勉強会がご縁で、知り合いとなった経営者も多い。
「和僑会」というのは海外で起業し、がんばっている日本人のネットワークだ。「和僑」とは、中国人の「華僑」になぞらえた創語だ。
2004年8月に、香港で起業した日本人数人により、熱い「志」を語る会として「香港挑戦会」を開催したのがきっかけとなり、その後「和僑会」という名前になる。
その後深圳、上海、広州、台湾、シンガポール、モンゴル、タイと世界中に活動の輪が広がっている。日本にも沖縄、九州、大阪、名古屋、東京、北海道などの支部が出来ている。
和僑会の使命
- 和僑会は世界各地で起業する人、企業のリーダーを目指す人、総ての『和僑』の人達の育成と支援に尽くす。
- また、世界の様々な中小企業との交流により和僑メンバーの事業発展に貢献するものである。
和僑会の理念
- 和をもって貴しとなす。
思いやりを持って人に接する。 - 共存共栄、相互扶助。
- 地域社会への貢献。
私は2006年7月に初めて香港の会合に参加して以来、香港、深圳の活動を中心に参加している。
中国に来た当時、日本人ばかりで固まって、日本食堂などで憂さを晴らしている人たちみて、いささかがっかりしていた。私には、その集まりが「同じて和せず」に見えたのだ。
しかしあるきっかけで、香港和僑会に参加し、そこに集まる人々の志が高いのに驚いた。若者から年配の方まで、男性・女性問わず、皆さん志が高い。「和して同ぜず」の人々だ。
そんな世界中の和僑から「師匠」と慕われているのが筒井修氏だ。
筒井師匠は、和僑会の会長として中心的な存在だ。
1943年三重県生まれ。
名鉄百貨店に奉職され、女性衣服のバイヤーとして活躍される。
当時若かりし頃の筒井師匠は、いかにして効率よく働き、自分の時間を捻出するかということを工夫しておられた。
バイヤーがいろいろ考えて、商品を選択しても売れるとは限らない。むしろベンダーに選択させた方が売れる。という独自の理論で、ベンダーに商品発注計画を作らせてしまうという、突飛な方法で仕事をしていた。
当然ベンダーも、自分たちが作った計画が売れなければ困るので、店舗での協力や、臨機応変な計画変更に対応してくる。結果として手間をかけず業績は上がり、自分の時間も増えた、という武勇伝を聞かせていただいたことがある。
その後香港進出に伴い、総支配人として香港に赴任。
筒井師匠は、赴任直後に香港の大富豪と知り合いになっている。この大富豪の影響なのか、早々に香港に骨を埋める覚悟を固め、自宅マンションを購入。
その後親会社から香港撤退の方針が出ても、それに従わず香港に残留。
私財を投じて事業を継続。その行動は、ビジネスを通じて作り上げた人間関係をきちんと守る。そのためには勤務先を辞職することも、私財を投じるリスクもいとわないということだ。
そういう師匠の考えが、和僑会の使命・理念にも反映されている。
師匠は本来タバコを吸われないが、ある時私のメンソールタバコを吸われたことがあった。それ以降、師匠と同席する場合は、まずメンソールタバコをテーブルの上に置くことにしている。これは私が禁煙している時も続けている(笑)
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